こんにちは、今日は2月24日です。
今回からは、意識の第3段階の人がいかにすれば意識の第4段階に達することができるのか、つまり意識の第3段階の殻を破ることができるのかについて探求していきたいと思います。
ロバート・キーガンは、意識の第3段階を「他者依存・慣習的段階」、第4段階を「自己主導・自己著述段階」と言っています。
第2段階の自己中心の考え方から、相手の立場に立って考えられるようになると意識が第3段階に向上したということになります。第4段階の考え方については、第3段階についてお伝えした後に書きたいと思います。
相手の立場に立つことができれば、お客様への提案書も説得力が増すでしょうし、そうなればお客様との取引の量も増加するでしょうから、会社や組織にとってとてもありがたい存在となるわけです。
ありがたい存在になってくると、会社や組織から良い評価をもらえるようになります。つまり承認欲求が満たされてくるわけです。
そして、もっと認められようと頑張っちゃうわけです。思い出してしまいました、私のそのころを。働き方改革とかパワハラとかいう言葉がなかった時代ですから、残業して頑張ってましたね。
何をしたら褒められるのか、認められるのか分かりだしたころでしたから、面白かったことも覚えていますね。逆に頑張っているのに認められなかったときは、同期や友人と一杯飲みに行って憂さを晴らしていました。
とにかく、相手の役に立てるように仕事を頑張ることで、各種ビジネススキルも向上していったことは間違いありません。つまり自分自身が成長しているわけです。
しかし、相手に認められようと仕事をするということは、その仕事の目標を相手に与えられている、ということを、そのころの私は全く気づいていませんでした。
そりゃそうですよね、相手の立場に立って考えて“私が”見出したことですから、目標を与えられたと思うわけがありません。
そうやって見出した相手の要望にいかに応えるか、これがまた腕の見せ所だと、とにかく頑張っていたわけです。
ロバート・キーガンは、第3段階の人材について「相手の立場に立って考えるという優れた特性を獲得できているものの、自分独自の価値体系が十分には構築されていない」と表現しています。
まさにそうだと思います。自分独自の価値体系よりも相手の価値体系に沿った考え方ができるか? そちらの方が重要だと思い込んでいたのですから。
価値観を「何を重んじるか」と定義すると、価値体系は複数の「何を重んじるか」の優先順位を整理したものだと考えられます。
「自分独自の価値体系が十分には構築されていない」ということは、その人なりの価値観は複数あるのだけれど、その優先順位づけや整理に自信が持てていない、ということではないでしょうか? 他人に言えるほどの価値観をそれほど多くは持ち得ていない、のかもしれません。
あるいは、相手の立場に立って役に立つことで多くのことを学ぶのすが、“目標を与えられている”ので、自分らしさを発揮できず(つまり自分独自の)価値観そのものや優先順位づけに自信が持てないのかもしれません。
この“自分らしさを発揮できず(つまり自分独自の)”の自分らしさも意味深いものがあります。なぜなら、当時の私は自分らしさを出せば“わがまま”と言われたり“理解不能”と言われたからです。同期の中で昇進が一番遅かったのではないかと思います。
この“昇進が遅かった”という言葉も第3段階の特徴と言えます。誰よりも承認してほしいという競争心の現れだからです。このような外発的動機がモチベーションの中心であるとストレスもたまりやすくなります。
故に、意識の第3段階の人材は、会社や組織にとってとてもありがたい存在なのですが、外発的動機が中心であるためストレスもたまりやすく、つらく感じることも多いといえるのではないでしょうか。
上記の第3段階の特徴から、第4段階の人材とは「自分らしさを発揮しながら、相手の立場に立って役に立つ経験を積み、価値観や価値体系を持っている人」と私は考えています。
簡潔にすると「自分を出しながら周りの役に立てる人」でしょうか。
さて、次回は「殻を破る(相手の立場に立てる人偏2)」として、意識の第3段階を3ステップに分けて成長の方向性を探求していきたいと思います。
ココナラで皆さんの成長支援を行えることに感謝いたします。
どうそよろしくお願いいたします。