殻を破る(自己中人材偏10)

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ビジネス・マーケティング
 こんにちは、今日は1月13日です。

 今回からは、自己中人材の言語化力をいかに高め、応用力を高めるかについて探求していきたいと思います。

 大学生の就職支援をしていて感じるのは、幼いころから本を読んでいる学生は、そこそこ自己PRやガクチカを書ける、ということです。特に「書けません」といって何も書いてこずに相談にくることはまずありませんね。

 そこそこ書けるのですが、論理性に問題がある学生が多いです。自己PRやガクチカはビジネス文書の一種なのですが、作文のように書いているわけです。
 しかし、一度アドバイスをするとたいていの場合は論理的に書けるようになります。あとは学生風からビジネスマン風に、簡潔に具体的に、どのように表現していくかを私の添削を通して学んでいくわけです。

 本をほとんど読まない大学生の場合、一番多いのは、初回の相談で「うまく書けないんです」といって口頭で内容を私に話してきます。
 私は聞いた内容を「それってこういうことじゃないかな?」なんて言いながら箇条書きにしていくのですが、それを見た学生は、「やっぱり、表現力がないよな」と言いながら、反省しているかのような態度です。

 この時の表現力とは「そう言えばいいのか!」ってことで、「適切な言葉が出てこなかった」ということなのですが、「口頭で話した事象を一般化・抽象化した言葉を思いつかなかった」と言い換えることができると思います。

 しかし、私が作成した箇条書きの中に学生が知らない言葉はありません(いつも学生に確認しています)。知らない言葉ではないのに、思いつかない・・・これはどういうことなのか?

 こういうことを考え出すことで、「どうすれば表現力が高められますか」という学生からの質問に、今では「本を読むこと」とアドバイスをすることはなくなりました。読まないよりはましですが。

 先ほど「口頭で話した事象を一般化・抽象化した言葉を思いつかなかった」と書きましたが、これは「カート・フィッシャーの能力の13階層」からの学びの成果です。

 「カート・フィッシャーの能力の13階層」は、表層階層の言葉を抽象階層の言葉へ統合できるようになると「その分野や領域」の能力はアップする、ということだと私は考えています。
 具体的な言葉の群れを、抽象的な言葉に集約することができ、より多くの抽象的な言葉を扱えるようになれれば、能力がアップしたということになる、ということです。

 私たち人間は考える際に言葉を使っていますから、具体的言葉と抽象的言葉を多く知っていれば、確かに有利だと思います。
 しかし、ただ記憶していればいいわけではありません。大切なのは言葉が意味として階層構造になっていることです。
 だから、多くの本を読んで多くの言葉に触れたとしても、それこそあまり意味がないわけです。

 学生の話に戻しますが、口頭で話してくる学生の多くは、言葉の定義があいまいなことも特徴です。つまり、自分の知っている言葉ではあるが、明確に分類して記憶されていないのです。

 そうすると、抽象的な言葉に連なる具体的な言葉を階層構造に分類することも難しくなります。すると、具体的な言葉から適切な抽象的な言葉を思いつくことも難しくなるでしょう。

 だから、私は一つ一つの言葉の違いを「意識」して学んでいくことが大切であると考えています。
 そしてその方法として、抽象的な言葉を使わずに、具体的な言葉でその抽象的な言葉を表現する、ことを推奨しています。
 例えば、「積極的に」という抽象的な言葉を使わずに「確かに積極的」だと思わせる文章を書く練習などです。

 自己中人材の多くは、言葉の違いをおざなりにしており、あいまいなままですから、言語化力は上がらないのです。しかし、上記の練習を行うことで、人によってスピードはまちまちですが、確実にアップしていきます。

 ただ、自己中人材でも仲間入りステップの人材は、遅々として進まないことを覚悟した方がいいでしょう。それは「両親などの狭い世界の模倣」をして生きているので、「あいまい」ながらも自分の意志として使っているどっぷりステップの人材とは一線を画しています。

 次回は、言語化力と応用力の関係について探求していきたいと思います。

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