たまたまYouTubeをみていて、久しぶりにすごいと思える会社に出会いました。
ナレソメという結婚相談所です。
売上高などが公開されていないので、実際の状況は見えないものの、
動画などで公開されている社員の年収が業界全体と比べるとけた違いなので
やはり相当の売上と利益を獲得していると考えてよさそうです。
今後日本の人口が減少することが明確で、未婚率が上昇する中、
どうしてこの会社は好調を維持することができるのでしょうか。
ビジネスモデルと戦略から紐解いてみたいと思います。
競合)
大手結婚相談所、個人の仲人などが競合と考えられます
また、マッチングアプリも競合と言えるでしょう。
ターゲット)
多くの結婚相談所が全年齢の結婚希望者をターゲットにしているのに対し、
ナレソメの利用者の大半は30代となっています。
動画などマーケティングからは、高収入の若手をターゲットにしていると
読み取ることができそうです。
自社)
スタッフは利用者と同年代が多く、銀行出身者など、ビジネスやスタートアップ経験者が揃っており、従来の結婚相談所が、いい人との出会いという
漠然とした関係作りを提案するのに対して、出会いの数などKPIを設定して
結婚というゴールを達成するという見せ方で結婚を提案している
ように見えます。
マーケティング戦略)
従来の結婚相談者にはあまり見られない、SNSの活用がとても上手です。
YouTubeなどでのスタッフ紹介や事例紹介で認知を獲得することができています。またナレソメ予備校という結婚への準備を指導する組織を設けることで、
結婚したい予備層を獲得し、集客につなげることに成功しています。
これらの施策がどのような効果を生んでいるかを考えてみます。
顧客や集客について)
ターゲットを30代というボリュームゾーンに絞り込み、
顧客の量を獲得したうえで、さらに高収入層へアプローチすることで
サービスを高単価にすることができます。
また、顧客の層を絞り込むことで、似たような志向や価値観の人が集まり、
仲良くなりやすいという効果を生むことができています。
また、対象となる世代がよく利用するYouTubeなどの媒体で、スタッフを紹介したり、成婚事例を紹介することで認知の獲得と集客に繋がっています。
成婚率・つまりサービスの質について)
予備校での出会いや各種パーティを頻繁に開催することで、
出会いの確立を高めることができていると考えられます。
また、結婚を達成目標と見立てて、コーチングや目標達成などのビジネスで使用する方法を用いることで成婚率を高めることが出来ていると考えられます。
利益について)
売上は客数×単価ですから、
認知向上による集客により利用者数を増加させ、
高収入層を狙うことで客単価を上げることに成功できているとなると、
売上額の確保は容易となるはずです。
利益は売上ー費用となります。
費用についてはSNSを相当活用していますが、
スタッフを活用することで費用を抑えているのかもしれません。
これにより、結婚相談所市場で新たなビジネスモデルを
構築することができているのではと考えられます。
このように、すでに成熟し競合が多い業界でも、
戦略を立て、それに基づいた仕組みを作り上げて運用することで
十分に利益を上げることができるという好例かと思いましたので
今回取り上げさせていただきました。