【中学受験】転塾、退塾して、半年後どうなったか?基本的な3タイプ。

【中学受験】転塾、退塾して、半年後どうなったか?基本的な3タイプ。

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学び
新6年生になってから半年経ちました。
東京神奈川受験は残り5ヶ月、埼玉千葉受験は残り4ヶ月になりました。
正直なところ、もう迷っている時間はありません。平日の学校のある日は1日6時間、学校ない日は10時間。勉強時間はこれが限界だと思います。この限られた時間をどうやって有効に使うか?を、真剣に考えてあげてくださいね。
(これから上げる子達のパターンは、今教えている子たちのパターンに限定されません。過去の子たちも含まれます。)
パターン1
新6年2月に塾をキッパリ辞めて、残り1年を家庭教師一本で行く。塾で伸びなかった原因は、その子の処理能力が塾のペースと合わなかったことと、納得しないと動かない頑固さ。また、ひとりっ子でご両親からあまり怒られずに育ち、自分がわがままだということに気がついていなかった。
私の授業が始まっても当然指示通りには動かず、怒られ、いじけ、親に八つ当たりして暴れる。こんなことを繰り返しながらも、こちらからお願いした家庭学習を、ご両親がやらせ続けてくれたおかげて、暗記モノで得点ができるようになり、模試の点数が上がり始め、子供も少しずつ素直に聞くようになり出す。
さらに、今まで理解できなかった算数の問題も理解できるようになり、自分の成長を肌で感じ始め、勉強内容に対する反発も無くなる。こうなると、勉強をやればやるだけ上がり始めます。
第1回合不合偏差値30(四谷)ぐらいから第2回合不合45くらいまで上がりました(ただ、これは1回から2回の3ヶ月ちょっとで上がったわけではなく、2月からコツコツやっていたことが繋がりあって伸びました)。
夏休みの終わりまでに基礎的な暗記モノや、算数の典型問題の完成度が上がってきたので、9月からは、今まで覚えたことを忘れないようにする勉強を、家庭学習の軸にして、授業では志望校によく出る単元の演習を軸に、コツコツやっていきます。その他に、記述問題の書き方を徹底して、完成度を高めていきます。
パターン2
新6年の2月に塾は辞めずに、休会という形を取ったり、4月の終わりまでズルズルと通い続けた。パターン1の子と同様に、処理能力が追いつかずにできなくなって行ったにも関わらず、塾の宿題に振り回されてしまい、その場しのぎの勉強が続く。もっとも酷い場合は、塾の宿題を終わらせるために、私の授業も使わなければならなくなり、基礎固めをすることもできず、完全な負のスパイラルに入る。
このようなご家庭は勉強量自体が少ない。
『このぐらいの量はやれますし、もしやらないと暗記のスピードよりも忘れるスピードの方が速く、やってもやっても成績が上がりませんよ』とお伝えしても、『うちの子は何をやるのも遅いから、いくら言っても速くならない』という回答で、ほとんど成績は上がりません。限られた授業の中で暗記モノの暗記をさせて点数を上げるのは、ほぼ不可能です。ご家庭でやり切るしかありません。また、授業でやる算数や理科の計算問題や国語の読解問題は、1回やったからといってすぐに点が取れるようになるものではなく、どうしても反復回数が必要になります。授業だけで反復していると、効果が出るまでに時間がかかってしまうので、やはり家庭学習で反復してもらえるかどうかが、大きな鍵になります。ただ、暗記モノも進まないご家庭が、授業の復習だけが進むこともありません。
このような子たちは精神的に幼いことが多いので、本人の自主性に任せても無理なんです。親の決断力と伴走力は必要になります。ここで、『親の伴走のし過ぎは良くない』という問題が出てきてしまいますが、この子たちの場合は伴走しなければ中学受験はできないという状況なので、中学受験を続けるのであれば、伴走は必須になると思います。
パターン3
塾に通っている時からそこまで成績が悪いわけではないが(所謂ボリュームゾーンにいて、偏差値45〜50くらいのことが多い)、真面目に勉強しているように見えるのに、なぜか成績が上がらない子。
新6年の2月に塾をキッパリ辞めて、家庭教師一本で勉強をするも、やはり成績は上がらない。確実に実力が上がっていることは、授業の中ではっきりわかるのに、なぜか模試の点数は上がらない。家庭学習でやっている演習問題も⭕️ばかりなのに、なぜか模試では空欄も多く、点数が上がらない。
この子たちはほとんどの場合が『わがままで嘘つき』なんです(言い方が悪くて申し訳ありません🙇)。もっとも、本人たちは『わがままで嘘つき』だと自覚していません。『自分はやることをやっている。何も悪いことはしていない。なぜ怒られなければならないんだ?こんな勉強をさせる先生や親が悪い。』と、あまり反省することもなく、他人のせいにすることが多いです。また、間違えることを極度に嫌うため、できる問題は解くが、できないと思うと全く手も付けません。さらに恐ろしいのは、できる問題しか解かないので、見た瞬間に式が思い付くため、図や表を書いて論理的に解く習慣が身につきません。この子たちの算数は、漢字の書き取りや社会の一問一答と全く変わりません。
こんなことを繰り返しているので、できないところができるようになりません。
ここで複雑に絡み合ってくるのが、『特性と躾の問題』なんです。特性が強いということで、小さい頃からあまり無理をさせずに育ってくると、中学受験の勉強が始まっても子供はやりたいことしかやりません。たまたま負けず嫌いで学習意欲があると、勉強してくれることはありますが、ほとんどの場合は、やりたいことしかやらないため、できるようにはなりません。
こういった子たちは、大人の言葉にあまり左右されないので、説得はしつつも本人の危機感が高まるのを待つしかありません。ほとんどの子は12月の最後の模試まで焦り出すことはなく、一月校に落ちた時、2/1に落ちた時に、やっとスイッチが入ります。
もっとも、スイッチが勝手に入るまで何もしないわけではありません。早めにスイッチが入るように、子供には見えていない現実を教えます。
また、『成績が上がると思ってるけど、こんな勉強では次の模試では上がらない。見ててごらん?先生の予想が当たるから。』と予言者のような発言をして、ピタッと当てることを繰り返していると、子供もこちらの話に耳を傾けてるようになります。
私の話をほとんど無視していたとしても、本人には気が付かれないように、授業の中でその子の弱点の基礎固めをし続けます。得意なところは捨てて、苦手なところに絞って問題を解かせて、無理やり図や表を書かせて、授業で思考力を鍛えます。このような作業を淡々と繰り返していきます。この子たちは、夏休み明けにはまだまだ危機感がないので、9月の模試は多少上がるくらいか、現状維持のことがほとんどです。ここでご両親が不安になりブレてしまうと、さらに伸びなくなります。
全ての子が、この3つのパターンに分けられるわけではありません。
さらに、ここにご両親のいろいろな考え方が絡み合ってきて、さらに複雑になります。子供の方ばかりに目が行きますが、1番大きな影響を与えているのは、ご両親のお考えだと思います。子供の幸せを願えば願うほど、魅力的に見える学校が減っていきます。そうすると、『ここに行けないなら、中学受験をやってきた意味がない。』という風になりがちで、子供の現状の処理能力では到底届かないような学校学校が、当たり前のように第一志望になります。小学生の子供たちは、毎日そのような話を聞き続けていれば、それが当たり前なのだと思って、勉強をし続けます。『僕が受かるわけないよな、、、』と心のどこかで思いながらも、逃げ道はないのでやり続けます。大学受験の時に『何が何でも東大に行く!』というのは、自分の意思なのでいいと思います。ただ、中学受験で実力と第一志望があまりにもかけ離れているのに同じことをやらせると、子供の負担は計り知れません。自分の意思でやるのと、逃げ場がない中で他人にやらされるのでは、大きな違いがあり、トラウマになりかねません。上を目指して頑張ることはとても良いことなのでやって欲しいですが、『この偏差値以下は絶対にダメ!』というのは避けてあげて欲しいです。中学受験は通過点にすぎないので、ここで成長の芽を摘んでしまうようなことは避けてあげて欲しいです。仮にかなりに無理をして入学しても、中高6年の間に潰れる可能性が高いです。健全な努力の範囲で合格できる学校を、第一志望に選んであげてくださいね。

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