ガーデニング、植物、20〜40年サイクルで流行りがあります。
いま流行っているのはロックガーデン、ドライガーデン。
カッコいいですよね。
実はこのドライガーデン、昭和30〜40年代に流行しました。
昔からあるお家にはシュロやヤシ、柱サボテン、ウチワサボテン、ソテツ、アガベ(リュウゼツラン)がよく植えられています。
その頃は外国、とくにアメリカや南国などへの憧れからそういった植物を植えることが流行ったんですよね。
だけど流行が終わってそのあと植物が放置されている様子がよく見られます。
なぜこんなところにヤシの木があるんだろう?
なぜこんなりっぱなサボテンがあるの?
そんな場所、ありませんか?
きっとその当時おうちがあった場所なんでしょうね。
植物も時代もめぐる
いまよく建てるおうちもそうです。
四角い形のおうちを好まれる人がいらっしゃいますが昭和、戦後そんなおうちが流行ったことがありました。
ファッション、いまは1980年代風のものが流行っているように、植物にもトレンドがあります。
リバイバル、だけどどこか新しい。
植物もリバイバル、いまシュロやヤシの木、サボテンなどの南国風、砂漠風の植物がいま流行っています。
バラなどはイングリッシュローズがあいかわらず人気ですね。
イングリッシュローズ、花びらがたくさんあって香りが良いものが多いです。
ほとんどがオールドローズ、古くからある原種のバラを品種改良して作られたバラたちです。
そしてクリスマスローズも以前に比べると品種がすごく増えています。
わたしが園芸店に勤めていた約25年前はあまり知られていませんでした。
たまにコレクターの方がクリスマスローズを買い求めに来られていました。
その頃は原種が主で、ヘラボラス・ニゲル(ニガー)、ヘラボラス・フォエチダスなどの白や緑色、交配されてできた赤やピンクなどの品種が少し、でした。
植物の流行予想!
結局、原点、原種に戻る。
植物がこれだけバラエティに富んでいる現代、また原種に戻るかも、と思っています。
今までの傾向を見ていると、たくさん品種改良されたあとは原種に戻る傾向があります。
そして日本の山野草ブームもまた来るかもしれませんね。
日本人、日本の季節の草花はやっぱり愛着があるものです。
あじさいなどもゴージャスな色や形のものがありますが、楚々として咲くヤマアジサイもいろんな品種があります。
山野草や小さな樹木を、お気に入りの鉢で育ててみるのもとても楽しいものです。