算命学プチ講座 「天中殺」シリーズ 全6回
天中殺は、6種類あります。
一人につき1つです。
宿命(持って生まれた質)で表れる特徴と、後天運(回ってくる運勢)で利用する方法がありますが、今回は宿命のみお伝えします。
第26回 「申酉天中殺」 社会的評価が高く、すべての運を締めくくる
<キーワード>
行動力あり 働き者 多方面で活躍 変化に対して柔軟 体験学習型 跡取り運
申酉天中殺に「休息」という字はありません。「安息の地」を意味する西の座が欠けているため、いつでも何か活動している状態が申酉天中殺の日常です。本人は自然に身体が動いてしまうだけで、特別に頑張っているとか無理しているわけではありません。
バイタリティと、瞬発力を兼ね備えているため、じっとしていることが苦手です。仕事のやり方ひとつとっても、1つのテーマにじっくりと取り組むより何種類かのプロジェクトを立ち上げ、同時にいくつもの仕事をこなす方が向いています。
休日の過ごし方ものんびりリラックスするというより、普段できない家事に精を出したり、趣味や遊びで外出したり、活発に動き回ります。一見落ち着きがなくせわしない印象ですが、単にマメでフットワークも良い天性の働き者なのです。
生まれながらのパワーも、寅卯天中殺に次ぐ勢いがあります。そのときどきの環境の変化を読み取る独特の感覚を持っているので、状況の変動に素早く対処しながら力強く進んでいきます。
この一種の「要領の良さ」は申酉天中殺の第二の本能。社会の荒波を上手に泳ぎ切れるのも、この処世術があるからです。自分にとって必要なものや人材を見抜く目もあるので、出世街道をスムーズに駆け上がっていけるでしょう。申酉天中殺は財運に恵まれる傾向もあります。ただ、この財運は自ら財を成す場合は子どもとの縁が薄くなり、財が残せない場合は子どもが財運を成していく、シーソーのような移動運となります。いずれにせよ本人の晩年は安泰でしょう。
例えば、事業家なら世の中の変動に対する対処の仕方は非常に速いです。株価が上がったら売り、下がったら買うといったような対応の速さは大したものです。ただし、申酉天中殺が持っているこうした一種の感覚は全て、現実の世の中のことに対してだけです。つまり芸術的な感性や創造的な感性があるというのではありません。言ってみれば世渡りのうまさです。処世術といったものに対する独特の感覚を持っているといってもいいかもしれません。
もし母親が申酉天中殺の場合は、家庭でもせわしなく働いているため、静かなムードを持つ子丑天中殺や戌亥天中殺の子どもがいると、母親に対してはどうしても反抗的になってしまいます。かといって、申酉天中殺は家族思いではないということではありません。特に親とか目上に対しては非常に重んじる、大切にするという面があります。家系も継ぐし、伝統も大切にするし、親の面倒も見るという具合に、古風なくらい、目上を大切にする面があります。ですから、申酉天中殺の女性には嫁姑の関係もわりといい可能性が強いです。
ですから、お互い自分の世界を持っていて、「自分は自分のことをする、あなたはあなたのことをしなさい」という相手と結婚した方がお互いにとって過ごしやすい相手となります。
というのも天中殺の基本となる算命学では、夫が外で仕事をバリバリこなし、それを家庭にいる妻が支えるという、いわば日本古来の結婚形態を「結婚」とみているので、このかたちでの結婚では、西に位置する申酉天中殺の場合、配偶者、補佐役の欠如となってあらわれるからです。したがって、妻はあくまでも補佐役というかたちではなく、友人のような間柄、同志的な結婚で、お互いにそれぞれ人生の目的を持っていた方がうまくいくのです。
結婚運が悪いというわけではありませんのでお間違えないようにしてください。