終活は必要かな?(2)

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ほんの少しの『ていねいな暮らし』で心穏やかに。を
モットーに生前整理、終活のお手伝いをしております。
politelivingのMEIです。

終活がなぜ必要なのか?本当に必要なのか?
前回は私が終活を必要と感じたきっかけについてお話しました。

皆様はいかがでしょうか?
自分の終活を始めようと思っていますか?
ご両親の終活を何とかしたいと思っていますか?

年代にもよると思いますが、終活ってどこか他人事なんですよね。
私自身も自分の終活ではなく両親に終活をしてほしいと思っていました。
祖母を亡くした時の後悔をしないために両親の終活を。
そんな自分本位の終活へのきっかけだったように思います。

30代後半までは自分の終活より両親の終活のことを考えていました。
そんな私が自分自身の終活を真剣に考え始めたきっかけがありました。

30代後半に入った時に受けた人間ドッグで、脳ドッグを受けて精密検査を受けることになりました。
この年齢では見られない傾向があるということでの精密検査でした。
結果は異状なしでしたが、この結果が出るまでに3年かかりました。

顕著な異常はないけれど、それまで脳ドッグを受けたことがないので
生まれつき持っていたモノか分からず、比べることができなかったので
最初の一年は色々な検査をしました。髄液を採っての検査もしました。
血液検査もとても細かい検査もしましたが、異常は見つからなかった。
MRIを半年ごとに撮って様子を見て、という感じで3年、経った時に先生も
「そろそろ大丈夫でしょう。」ということになりました。

何年かに一度、人間ドッグを受けたり、気になったらその時に調べましょう。ということになり、3年で一区切りつきました。
この3年は長かったように思います。

多くのことを考えました。自分の終活を考えました。
最初に精密検査で病院に行って、可能性のある病名を知った時は何も考えられないというか、何を考えたらいいのか分からなかった。
難病に指定されている病気でした。

そうなって初めて自分の終活について考えました。
今、私が病気になったらどうなるんだろう?
私が両親より先に亡くなったらどうなるんだろう?
終活のことを考えていただけにリアルになりました。

まず自分の終活、生前整理をしておかないと。
私のことを想ってくれる家族のために終活を。心からそう思いました。
ほんの少しでも家族の心を癒すことができるように。
そう想うようになりました。

自分の終活を真剣に考えるのは実際、難しいことです。
忙しい日常に追われて日々は過ぎていきます。
なかなか時間も取れないし、忘れてしまいます。

私自身も元気に過ごしていると後回しになってしまいます。
それでも少しずつ必要なことを見極めて自分の終活をすすめています。
忘れていても途中になっていても、いつでもまた始めればいい。
そう思って少しずつ続けています。

私自身の終活はこんな風に始まりました。
これからも自分の終活を少しずつ続けていこうと思います。

そして、多くの方に終活を知ってほしい。
終活を始めるのは何のためなのか。誰のためなのか。
ほんの少し考えるきっかけとなってもらえればいいなと思います。


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