遺される人のために。

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ほんの少しの『ていねいな暮らし』で心穏やかに。を
モットーに生前整理、終活のお手伝いをしております。
politelivingのMEIです。

終活がなぜ必要なのか?本当に必要なのか?ということをお話してきました。
皆様はいかがでしょうか?
ほんの少し身近に感じていただけましたか?

今回は40代からの両親の終活について少しお話しようと思います。
私含め、私の周りの方も嬉しいことに両親がご健在の方が多いです。
家族が健康なことは幸せなことですよね。

でも誰もが分かっています。誰もが『そのとき』を迎えます。
どれだけ願っても『そのとき』は来てしまいます。
だからと言って準備なんてできませんよね。
周りが準備を始めるなんてやっぱりできないんです。
最近、そう思うようになりました。

私自身、両親に終活をしてほしい。って思っていました。
でも、これほど難しいことはないな。と感じました。
「親に片づけをしてほしい。」「エンディングノートを書いてほしい。」
「どうすればいいですか?」という相談を受けます。

以前は、終活を両親に勧めるようにアドバイスをしていましたが、最近は、
まずは自分の終活を始めましょう。とお伝えしています。
自分が遺していく家族のことを考えられるようになることが終活に必要なことかな。と感じるようになりました。

この年齢までくれば、誰もが家族や親戚、親しい人、同僚、上司。
誰かを亡くす経験をしていると思います。
家族でなくても突然は悲しくてつらくて苦しいことですよね。

遺される人の気持ちは皆様、知っていますよね。

その想いを家族に。遺される人たちにさせないようにしたいですね。
そんな想いからまずは自分の終活を。とお伝えしています。

最初に私が終活アドバイザーになったきっかけをお話ししましたが、
現在、私の父は闘病中です。
もう一年ほど、闘病しています。闘病していますが元気です。
病気の中でも元気という感じです。
父の病気を知った時には、頭が真っ白というか何も考えられなかった。
ただ、目の前の父は本当に辛そうで苦しそうで見ていられなかった。
治療を始めて、少しずつ元気というか、日常の生活ができる程度まで回復しました。

病気は治ることはありませんが、静かに生活しています。
私はというと、心の準備ではないですが、できることをしようと決めました。
祖母の時のことを思い出しています。
一緒に暮らしていませんが市内なので、できるだけ顔を見せに行くようにしています。
後悔しないようにと言ったら、身勝手ですが、それでも顔を見せに行けば
父が冗談言って笑ってくれるので、ほんの少しでも父が幸せを感じてくれればいいかな。と勝手に思っています。

どれだけできることを。と思っていても後悔や罪悪感は感じるだろうなと思います。
その時、できることをやっても、もっとできることがあったんじゃないか。
そんなことを思うんだろうな。と考えてしまいます。

それでも父は、私の幸せを願ってくれるだろうな。と思えるようになりました。
だから、私は幸せになろうと思えます。
父が『そのとき』を迎えれば暫くは悲しくてつらくて苦しいと思うけれど、
いつか笑って昔話ができると信じて生きていこうと思います。

ちょっと重くなってしましましたが、終活は自分の終活から始めましょう。
そう言いたかったです。
自分が終活を始めてみて、周りにも勧めてみましょう。
特に両親の終活はとても難しいので、そこは半分諦めて、いがみ合わず、
楽しく暮らせるようにしてもいいんじゃないかと思います。


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