謹賀新年・クイズ十牛図

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明けましておめでとうございます。
旧年中は慣れない状況にままならないことも多かったかもしれませんが、今年こそは皆様にとって素晴らしい一年になることを願ってやみません。
そして私も、皆様により素晴らしいサービスを提供できますよう、研鑽を惜しまない所存です。今後もご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

さて今回は、今年が丑年であることにちなみ、「牛」を含む言葉10個の読みを問題にしてみようと思います。
正答は、問題の後に記してあります。意味の解説もありますので、併せてお楽しみくだされば幸いです。


問題1
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問題2
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問題3
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問題4
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問題5
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問題6
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問題7
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問題8
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問題9
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問題10
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ここから、正解と解説です。

問題1
正解は「おうしざ」です。
夜空に見える星々(もちろん日中も存在しますが、太陽が明るすぎて目立ちません)が形作る星座ですが、現在では、日本からは見えないような南天のものも含めて、全部で88個が定められています。中でも、「黄道」と呼ばれる天球上の太陽が通過する軌跡(正確には、春分や秋分の日での軌跡)上にある星座のうち主な12個は「黄道十二星座」と呼ばれて、季節や時代の移り変わりを表す基準などに用いられてきました。そのうちの一つがこの牡牛座(天文学では、かな書きされ『おうし座』と表記される)です。これには、「昴(すばる)」として知られる天体「プレアデス星団」も含まれます。
なお、この十二星座と十二支との間には「牡牛座」と「丑」のような類似点が他にも認められますが、その理由として「古代に中東・バビロニアで生まれた天文学に起源をもつ十二星座が、東に伝わる際に変化して十二支となったから」という説があります。

問題2
正解は「ぎゅうじる」です。
古代中国では、各地の諸侯(支配者)同士が同盟を結ぶ際、その盟主のもつ牛の左耳を切り取り、その血をすすり合うことで結束を示す儀式がありました。この故事から、「集団・組織の中心となって、それを思いのままに動かす」ことを「牛耳を執る」ないし「牛耳る」というようになりました。

問題3
正解は「けいこうぎゅうご」です。
この四字熟語では、「鶏口」とは小さな集団のリーダー、「牛後」とは大きな集団についていくだけの人々の比喩です。
元々は「鶏口と為(な)るも牛後と為る無かれ」のように言われ、「大きな集団で端にいるくらいなら、小さい集団を率いる方がよい」という意味です。

問題4
正解は「うしくだいぶつ」です。
茨城県牛久市は浄土真宗東本願寺派の本山、東本願寺の敷地内にある、高さ約120メートル(像100メートル、台座20メートル)に及ぶ青銅製の大仏の立像(りゅうぞう)です。アメリカ・ニューヨーク州の自由の女神像は約93メートル(像46メートル、台座47メートル)と比べても大きい像です。
青銅製といってもその厚さは6ミリメートルほどで、内部は鉄骨で支えられています。エレベーターも稼働しており、地上85メートルの層には展望台がつくられています(ただし、像の外観を損ねないよう、窓は細長いスリット状のものになっています)。
ついでに、「牛久」という地名に関する説話も紹介します。その昔、金龍寺という寺に怠け者の小僧がいたのだそうです。その小僧にはついにバチが当たり、牛の姿になってしまいました。それに絶望した小僧は、近くの沼に身を投げ、沼底に沈んだとの話です。その後、この沼は「牛食う沼」と言われ、そこから「牛久沼」になり、現在も存在します(ただし、金龍寺も牛久沼もあるのは隣の龍ケ崎市です)。

問題5
正解は「かんぎゅうじゅうとう」です。
蔵書が非常に多いことを指して言う言葉です。
昔は大量の荷物を運ぶ際、台車を牛に引かせていました。運ぶとその牛が多量の汗を流すほど、重ねると家の棟木(屋根の一番上に渡す材木)に達するほどの量の書物だというのが、この例えです。

問題6
正解は「ぎっしゃ・ぎゅうしゃ」です。
前問の解説でも言及しましたが、ことに昔の中国や日本では、運搬用の家畜と言えば、馬ではなく牛が使われていました。平安時代の貴族や、鎌倉時代の将軍の移動用としても駕(乗り物)を引くために使われました。
自動車の普及した今日では、日本では祭事や観光用(沖縄の離島など)などでしか見ないものですが、発展途上国ではまだまだ現役で活用されています。

問題7
正解は「きんぴらごぼう」です。
千切りにした牛蒡(ゴボウ)や人参を、砂糖や醤油で甘辛く炒めた料理です。「金平」とは、平安時代の武士・坂田金時の息子、坂田金平のことと言われます。幼少期の「金太郎」伝説で有名な金時同様、金平も後世に芝居の主役として描かれるほどの人気者で、その活躍ぶりを精のつく食物であるゴボウの料理に冠し、この名になったという話です。
なお、「牛蒡」に「牛」が使われている理由は、昔の中国では「大きいもの」に対して「牛」という言葉で形容していたからです(現在であれば、『象』や『鯨』の立場でしょう)。一方の「蒡」というのはワラビ(蕨)に似た小振りの山草で、これに似て大きい植物だったからこの字を当てたとのことです。

問題8
正解は「かたつむり・かぎゅう」です。
「蝸」は渦を巻いた殼、「牛」は牛の角のような触角にちなんだものです。一般に「カタツムリ」とは、陸に棲み肺呼吸をする巻貝の通称です。殻をもつ種類は「カタツムリ」、殻をもたない種類は「ナメクジ(蛞蝓)」と呼ばれ、両者とも特定の種を指しているものではありません。

問題9
正解は「ごずてんのう」です。
京都の八坂神社の祭神として知られる、文字通りの牛の頭をもった、祇園精舎の守護神です。元々は仏教の神ですが、日本では神仏習合によって神社でも祀られ、しばしば日本神話のスサノオノミコト(素戔嗚尊)と同一視されています。
王子として生まれながらも、その容貌によってなかなか后をめとれなかった牛頭天王でしたが、その后探しの旅の途中で蘇民将来という男性に世話になります。妻子を得た後、恩返しとして蘇民の娘に災厄除けの方法を授けるのですが、それが今日まで残る「茅(ち)の輪くぐり」の由来となっています。

問題10
正解は「かみきりむし」です。
コウチュウ目カミキリムシ科に属する甲虫の総称で、日本にいる種類は成虫の体長は長くて5センチメートルほどですが、南米には20センチメートルほどの種もいます。体長よりも長い触角をもつために、これらを牛の角に見立てて「牛」の字が当てられました。顎の力も強く、堅い樹皮をも噛み切ることから、「カミキリムシ」との和名が付いたという説があります。
この幼虫が木の幹を食い荒らすため、害虫とされています。「マツクイムシ」として知られるマツノマダラカミキリも、カミキリムシの一種です。


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