現場で「これ、ユニット製品だから置くだけでしょ?」なんて思っていませんか?実は、出来合いのものを扱うからこそ、監理者の「見る目」が問われるのがこの工種です。今回は、手離れが良いからこそ見落としがちな、ユニット工事の品質を守る知恵を凝縮しました!
01 ユニットの材料、「お任せ」はトラブルの元!?
ユニット工事やプレキャスト製品に用いる材料は、原則として「所定のもの」でなければなりません。
しかし、既製品の場合はメーカーの標準仕様で進みがちです。指針では、JIS等の公的規格がない材料でも、施工図や品質計画でその品質を明確にし、監理者が検討・承諾することで初めて材料が「確定」すると定めています。
参考:監理指針20.1.2
02 「傷ひとつ」が命取り?ユニット製品の厳しい合格基準!
ユニット製品の仕上がり状態は、「出来ばえとして認められないような傷や汚れがない状態」であることが求められます。
現場で後から補修するのが難しい製品が多いため、搬入時のチェックが非常に重要です。客観的な判断が難しい場合も多いため、あらかじめ品質計画で許容範囲を定めておくのがプロの工夫です。
参考:監理指針20.1.2
03 フリーアクセスフロア、「音」が不合格の合図?
このラインより上のエリアが無料で表示されます。
オフィスなどで使われるフリーアクセスフロア(OAフロア)ですが、歩いた時にガタついたり、異常な音(金属音など)がしたりすれば、それは不合格です。
指針では、使い勝手や耐久性に有害な欠陥がないことを求めており、特に「ガタつき」は経年劣化を早める大きな要因となるため、初期の建込み精度がすべてを決めます。
参考:監理指針20.1.2
手離れが良いはずのユニット工事も、指針のルールを紐解けば、見落としがちなポイントが盛りだくさんです。
「完成品をチェックする」のではなく、「プロセスを管理して承諾する」という意識を持つだけで、現場の品質は劇的に向上します! 今日お伝えした知識を武器に、自信を持って「GOサイン」が出せる監理を目指していきましょう♪
新築工事の監理指針もいよいよ終盤ですね。次回からは、建物の外部環境を整える大切な工種へとお話を進めていきます。また次回の更新でお会いしましょう!