現場の最前線で指揮を執る皆さま、本日もお疲れ様です!新築工事の監理指針シリーズも大詰めですが、実はまだご紹介できていなかった重要な工種がありました。
それは、建物を造るための「土台」を支える「仮設工事」です。 現場の安全と効率を左右する知恵を、今の実務に即効で取り入れていきましょう♪
01 仮設は「受注者の責任」と突き放してはいけない!?
公共工事の契約ルールでは、仮設や施工方法は原則として受注者の責任で定めるものとされています。
しかし、監理者はその計画が建物の品質を損なわないか、あるいは周辺環境に悪影響を及ぼさないかを厳しくチェックする義務があります。
「お任せ」にするのではなく、プロとして計画の妥当性を見極める眼光が求められます。
参考:監理指針2.1.1
02 仮設材料の「使い回し」には限界がある?
仮設材は何度も繰り返し使用されるため、見た目以上に劣化が進んでいることがあります。
指針では、腐食や変形、損傷が著しい材料は使用してはならないと厳格に定められています。
搬入された材料が、その役割を果たすための強度と品質を維持しているか、一点一点の「鮮度」を確認するのが監理の基本です。
参考:監理指針2.1.2
03 足場の「認定マーク」は安全のパスポート!
現場で使用される足場機材には、仮設工業会による認定基準があります。 監理者は、搬入された機材に刻印やシールなどの適切な表示があるかを確認することで、その材料が厚生労働省の定める規格に適合しているかを判断できます。
この「小さなマーク」の確認が、重大な墜落事故を防ぐ防波堤になります。
参考:監理指針2.1.2、参考文献
今回の「仮設工事」の豆知識、いかがでしたか? 建物の完成時には跡形もなく消えてしまう仮設ですが、その裏にはプロたちの緻密な計算と安全への執念が隠されています。
陰の主役とも言える仮設のルールを味方につけて、明日からの現場をより盤石なものにしていきましょう!
新築編のすべての工種を終え、いよいよ次回からは既存の建物を輝かせる「改修工事」の実践的な知恵をさらに深掘りしていきます。
改修ならではのハラハラするような現場事例も交えてお届けしますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね♪