現場の「水」を制する者は、現場の「信頼」を制す!今回は、建物の外回りで行われる地味ながらもトラブルが多い「排水工事」をピックアップ。
雨水をスムーズに逃がし、地盤を守るための知恵をマスターして、スマートな現場管理を目指しましょう♪
01 「排水工事」の守備範囲は配管だけじゃない!?
公共建築における排水工事は、地下に埋める排水管だけを指すのではありません。
敷地内の雨水を流す「街きょ(側溝)」や、歩道との境界をつくる「縁石」、さらにはそれらを集める「桝」の設置までが、すべてこの工種の範囲に含まれます。
雨の日の現場をイメージしながら、敷地全体の「水の流れ」を立体的に管理するのが監理者の役割です。
参考:監理指針21.1.1
02 配管の「深さ」、浅すぎるとどうなる?
排水管を埋める深さ(かぶり厚さ)は、原則として「600mm(60cm)以上」と決められています。
外構工事の段階では「500〜1,000mm」程度が標準的な数値ですが、これより浅いと、上に載る車両の重みで管が潰れたり、冬場に管内の水が凍って膨張し、管を破裂させたりするリスクが高まってしまいます。
参考:監理指針21.1.6
03 配管同士は「500mm」離すのがプロの作法!
このラインより上のエリアが無料で表示されます。
給水管と排水管が並んで埋設される場合、管の間隔は「500mm以上」離すのが原則です。
これは、将来のメンテナンスや修理の際に、作業スペースを確保するため、そして万が一の漏水時に互いに影響を与えないようにするための合理的なルール。
「埋めてしまえば同じ」と思わず、掘削段階でこの距離感を死守しましょう。
参考:監理指針21.1.6
敷地内の排水は、建物の「健康」を維持するための排泄システムのようなもの。
目に見えなくなる地下の配管だからこそ、指針のルールを一つひとつ守る誠実な監理が求められますね。
確実な水処理で、末永く安心して使える施設を届けていきましょう!
現場管理の「ヒント」になる情報は、今後も定期的にお届けします。
皆さんの日々の管理が、より自信に満ちたものになるよう応援しています!また次の記事でお会いしましょう♪