改修工事に携わる監理者・監督者の皆さん、今日もお疲れ様です!新築工事編の全章完走を経て、今回からは待望の「改修工事監理指針」編がスタートします。
既存建物という「正解のない現場」でスマートに立ち回るための知恵、ぜひ日々の実務に役立ててください♪
01 「模様替」と「修繕」、実はルール上の定義が違う!?
改修工事は、指針では「模様替」と「修繕」の2つに分けられています。 単に壊れたものを直すのが「修繕」ですが、間取りを変えたり機能を向上させたりするのが「模様替」です。
監理者は、その工事がどちらの性質を強く持っているかを把握することで、求められる品質のゴールを明確にイメージできるようになります。
参考:改修監理指針1.1.1
02 図面と質疑応答、矛盾があったらどっちが正解?
現場で図面と仕様書の内容が食い違っている場合、公共工事には明確な「優先順位」があります。
最も優先されるのは、図面ではなく「質問回答書」です。
最新の合意事項である回答書をトップに、現場説明書、特記仕様書、図面、そして最後に改修標準仕様書という順番を、常に頭に叩き込んでおきましょう。
参考:改修監理指針1.1.1
03 現場での「いいよ!」は、実はルール上は無効!?
改修現場での「指示」や「承諾」といったやり取りは、すべて「書面」で行うことがルールです。
ここでいう書面とは、発行年月日と氏名がしっかり記載された文書を指します。
最近ではメールや情報共有システム(ASP)でのやり取りも正式な記録として認められていますが、口約束だけでは責任の所在が曖昧になり、トラブルの元になるので要注意です。
参考:改修監理指針1.1.2、1.1.5
改修工事の「共通ルール」を知っているだけで、現場での無駄な争いや手戻りをぐっと減らすことができます。
既存建物という難敵を相手にするからこそ、確実な知識を武器にして、スマートに現場を回していきましょう!
新しく始まった改修編、いかがでしたか? 既存の制約を乗り越えて建物を甦らせる改修工事は、新築とはまた違った奥深さがありますね。
次回は、改修ならではの工夫が詰まった「仮設工事」の豆知識をお届けします! 皆さんの現場管理がより自信に満ちたものになるよう、これからも強力にバックアップしていきます。
それでは、次回の記事でまたお会いしましょう♪