失恋は苦しい。
そんなことは誰でも知っているんじゃないかな。
けれど、なぜ苦しいのか?と問われると、意外と言葉にできなかったりする。
それは、相手がいなくなったから?
会えなくなったから?
連絡が来なくなったから?
もちろん、それもあると思う。
でも、それだけなら時間が経てば解決するはずなんだ。
それなのに、失恋は何ヶ月も、時には何年も人を苦しめる。
では私たちは、何を失っているのだろうね?
失恋すると、多くの人は過去を振り返る。
「あの時こうしていれば」
「あの言葉を言わなければ」
「あれが別れの原因だったのかもしれない」
過去を何度も繰り返し考える。
本当に失ったのは過去だったのかな。
過去は過去。
変えることも取り戻すこともできないんだ。
それでも苦しい。
もしかすると、私たちが失っているのは、未来なのかもしれないね。
一緒に行こうと思っていた場所。
一緒に過ごすはずだった時間。
いつか叶うと信じていた約束。
失恋は、相手を失うだけじゃない。
相手と共に思い描いていた未来を失うことでもあるんだ。
だから苦しいし、シンドイ・・
それだけかな?
失恋の苦しさには、もっと深いものが潜んでいるかも知れない。
それは、
「自分は選ばれなかった」
という感覚。
人は恋をすると、相手に認められたいと思う。
大切にされたいと思う。
必要とされたいと思う。
だから別れは、
ただ関係が終わるだけではなく、
自分自身が否定されたように感じることがあるんじゃないかな。
もちろん実際には違う。
相手があなたの価値を否定したわけではないんだ。
けれど心は、そう簡単には納得してくれないよね・・
だから失恋のあと、
「忘れよう」
「次へ行こう」
と言われても苦しくなる。
本当は忘れられないし
本当はまだ整理できていないからなんじゃないかな。
私たちは失恋すると、
苦しさを消そうとするよね。
でも、もしかすると必要なのは消すことではなく、
その苦しさが何なのかを見つめることなのかもしれない。
私は哲学が好き。
哲学は難しくないんだよ。
「本当にそうなのかな?」
と問い続けることだと思っているんだ。
失恋も同じ。
なぜ苦しいのか。
本当は何を失ったのか。
何を求めていたのか。
その問いを通して、自分自身を少しずつ理解していく。
苦しさがすぐ消えるわけではないからね。
けれど、言葉にならなかった想いが言葉になると、
不思議と心は少し軽くなる。
もし今、失恋の苦しさを抱えているなら。
無理に忘れようとしなくていいんだよ。
まずは、その気持ちを言葉にしてみませんか。