「都立の英語」出る順100選 Vol.6~(前編)都立は完了形が好きな訳

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Have you answered the question which Sayuri made?

これは、2026年都立高入試 大問2の冒頭1行目に登場した一文です
大問2は大問1のリスニングが終わった後に続く、最初のリーディング問題です。

「一発目からこれを持ってくるか?」と分析していて思いました

Did you already answer the question which Sayuri made? 
または、
Did you finish answering the question which Sayuri made?
どちらも意味はだいたい同じです

しかし、あえて完了形を使うことで、

「ねね、サユリが作ったアンケートにもう答えた?」

と言う、弾むような文脈を演出しているのです

大問2の冒頭1行目に完了形が登場したのは、過去12年で今回を含めたった2回です
2020年
I’ve been interested in volunteer work.
 私、ずっと前からボランティアの仕事に興味が
 あるんだ

こちらも、完了形を使うことでワクワク感が伝わってくる表現になっています。しかし、こちらは単文の肯定文なのでそれほど難しくはありません

冒頭の一文は、関係代名詞を伴った複文かつ完了形疑問文とやや難解です。さらに、過去出題事例が少ない完了形完了の用法なのです。英語が苦手な子にとっては出鼻をくじかれる感覚を持ったことでしょう

実は、都立高入試の英語では、完了形の表現が頻出します
      登場年数   登場回数
経験       12      33
継続        9       24
結果        8       18
完了        2         3

都立入試の長文は、登場人物同士の「情報のやり取り」や「行動の約束」でストーリーが進みます。完了形は、会話に“今ここ感”が生まれ躍動感が出ることや、登場人物の経験・行動・心情を表現しやすいといった点があるからです。2027年度入試でも、重要場面で完了形が登場する可能性は高いと見ています

しかし、完了形は日本語にない用法のため多くの受験生にとって鬼門です

以前のブログで、都立の英語では和訳問題は出題されませんので、完了形は「過去から現在までの時間の流れの中」をイメージしてhaveの後ろに続く動詞に繋げて読み進めると紹介しました

このシリーズではそのイメージを手助けするため、英語が苦手な子でも、ここを押さえれば読解ができるポイントを実際に出題された事例を基に解説します

まとめ:都立に特化した受験戦略としての視点
都立入試では、完了形を使うことにより、会話文、物語文の“今ここ感”、登場人物の経験・行動・心情を表現している

出る順100選単語帳では、都立入試で実際に出た用法を分析し、出る順に沿った意味解説となるよう心掛けました

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