「都立の英語」出る順100選~(後編)ラスボスhaveも意味は2つ覚えればよい理由

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中編のブログでは、都立高入試長文でhave+過去分詞で出てきたら、「過去から現在までの時間の流れの中」をイメージしてhaveの後ろに来る動詞に繋げて読み進める、とお話ししました。

今回は残った用法である義務と飲食を解説します

最初に、義務(have to ~)です
これもhaveの意味はほぼ消滅。意味は後ろに続く「動詞」+「しなければならない」です

ほぼと書いたのは、語源的には古英語の “habban tō” 構文に遡り、
  habban(持つ、所有する)+ tō(現代のtoに相当) ~
  = 〜することを自分のところに持っている
  → 「〜しなければならない」
と変化し独自の意味を取得したものと言われているからです
意味が薄れて文法化した結果、音も弱まり、ハブ ツー → ハフ ツー→ハフタと一語のように発音されるようになりました

用法は助動詞に似ていますが、あくまで動詞ですので、否定形は助動詞を取って、
  don’t have to ~ = ~する必要はない
  will not have to ~ = 将来、〜する必要はない
となります

過去の出題事例
2026年
But you have to become better performers, too.
 しかし、あなたはまたより良い演技者にならな
 ければなりません。
2024年
We don’t have to take the faster way.
 私達は急いでその近道を使う必要はありません。
2022年
He thinks he has to get up early to go running.
 彼は早く起きてランニングに行かなければなら
 ないと考えています。

その他に、have to + study, practice, wait, have, turn, be, be responsible, choose, do, followといった動詞との組み合わせが出題されています

最後に「食べる」、「飲む」です

「食べる」はネイティブの頭の中では、体内に取り込む=「自分のところにある状態」なので、自然に「持つ」と同じ感覚だそうです。それでも、have a lunchの後に続いてhave a dogと聴くと「犬を食べる」をイメージしてしまうのは文化の違いですね
2024年
Let’s have ramen at the terminal that my parents will arrive at.
 私の両親が到着したらターミナルでラーメンを
 食べましょう

まとめ:全編を通しての都立に特化した受験戦略としての視点
・長文でhave、has、hadが単独で出てきたら、中心イメージ「自分のところにある状態」を思い浮かべて、「持つ」、「ある」と解釈して読み進める
・長文でhave+過去分詞で出てきたら、have本来の意味はほぼ消滅している。「過去から現在までの時間の流れの中」をイメージしてhaveの後ろに来る動詞に繋げて読み進める
・長文でhave to~と出てきたら、「~しなければならない」。not have to ~は「する必要がない」とワンパターンで解釈して読み進める。ごくたまに、食事の場面で「食べる」、「飲む」が登場する。
読解でhaveを見たら、次の順番で判断すると迷いません
① 単独なら「持つ」、「ある」
② have + 過去分詞なら「時間の流れ」の添え語
③ have to なら「義務」
④ 食事シーンなら「食べる」、「飲む」
出る順100選単語帳では、都立入試で実際に出た用法を分析し、出る順に沿った意味解説となるよう心掛けました

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