結論から言います。 都立高入試の英語は、たった100語と「誰が何をしたか」を追うだけで読解可能です。
「いったい何語覚えればよいのか?」
この疑問を持ったのは、わが子の受験が2か月後に迫った2025年12月でした。 それまで塾から渡された2100語を必死で覚えようとしていましたが、 どう見ても頭に入っていないようすでした。
そこで私自身が3年分の過去問を解いてみたところ、 「これ、1000語もいらないのでは?」と気づきました。さらに7年分の過去問を、Webのデータマイニングサービスを用いて分析した結果、 繰り返し登場している単語が非常に多いことが判明しました。 突貫工事で頻出500語の単語帳を作り、残り1か月で繰り返し覚えさせました。
受験も終わり、わが子も無事志望校に合格し、ほっと一息。しかし、「これは都内の多くの家庭で共通する課題なのでは?」と感じました。そこで、2026年度問題を追加した12年分の過去問を、言語学の世界で定評のある AntConc(version 4.3.1)を使用して分析を深めました。
その結果、都立高入試の英語対策には 「覚えるべき単語数」と「覚える順番」が明確に存在する という結論に至りました。たとえば動詞なら、 be → do → say → have → want → go → think → make の順。 名詞なら、 Japanese → school → people → thing → student → day → interest → time の順。
これらは 12年間ほぼ毎年登場している単語 です。
つまり、過去12年で繰り返し出ている単語だけを押さえれば、 長文問題の骨格が見える のです。
その数はたったの100語。
名詞・代名詞: 27語
動詞: 27語
形容詞: 12語
副詞: 11語
前置詞: 12語
その他: 11語
英語が苦手な子でも、100語なら覚える気になります。 こうして「都立の英語 出る順100選」の単語帳が完成しました。
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以下は、その100語を用いた都立長文読解の実践結果です。
<問題文>
Mina was a first-year high school student. She was in the Music Club of her school. She and the other members often made original songs for events that they liked. When they sang at their school, many friends came to see them every time. When they sang well and got warm cheers* from the audience*, they felt happy.
One day in May, Ms. Arai, the club teacher, said to the members, “I have good news from the local community center*. We have a chance to perform at a town festival. It will be held this weekend. Would you like to sing in the festival?” Aya, the leader of the club, said, “Yes! We should try this.” Mina and the other members agreed and hoped local people would enjoy their music.
*印は注釈が付く単語
(2026年度英語共通問題 大問4を参考に筆者作成)
<出る順100選+注釈以外を伏字にした状態>
Mina was a ***-year high school student. She was in the *** *** of her school. She and the other *** *** made *** *** for * that they liked. When they *** at their school, many friends *** to see them *** time. When they *** *** and got *** cheers* from the audience*, they *** happy.
One day in ***, Ms. Arai, the *** ***, said to the ***, “I have good *** from the *** community center. We have a *** to *** at a *** ***. It will be *** in ***. Would you like to *** in the ***?” Aya, the *** of the ***, said, “Yes! We should try this.” Mina and the other *** *** and *** *** people would enjoy their ***.
<出る順100選+注釈のみで読み解いてみる>
ミナは、***学年の高校の生徒でした。彼女は、彼女の学校の*** ***の中にいました。彼女と他の*** ***は、自分たちが好きだった***のために***を***作りました。彼らが自分たちの高校で***をした時、多くの友達が、***の時間に彼らを見るために***しました。彼らが***に***をして、観客から***な 声援を得た時、彼らは幸せに***しました。
***月のある日、アライ先生(その***)が、その***に言いました。「私は、***の公民館からの良い***を 持っている。私たちは、***で***をする***を持っている。それらは、に***されるでしょう。あなた達は、***で***をしたいですか?」。アヤ(その***の***)が言いました。「はい。私達は、それに挑戦すべきだと思います。」ミナと他の*** ***は***して、***の人々が彼らの***を楽しむだろうことを***しました。
これだけでも、ミナ達が学校活動の中でアライ先生から何かを披露してはどうかと提案されていることが分かります。
さらに、***の部分に日本語化している単語を追加して見ましょう(学習のため直訳調を維持します)
<日本語化している単語を追加>
ミナは、***学年の高校の生徒でした。彼女は、彼女の学校のミュージッククラブの中にいました。彼女と他のクラブメンバーは、自分たちが好きだったイベントのためにオリジナルソングを***作りました。彼らが自分たちの高校で***をした時、多くの友達が、***の時間に彼らを見るために***しました。彼らが***に***をして、観客から***な声援を得た時、彼らは幸せに***しました。
***月のある日、アライ先生(そのクラブティチャー)が、そのメンバーに言いました。「私は、ローカルの公民館からの良いニュースを 持っています。私たちは、タウンフェスティバルで***するチャンスを持っている。それは、ウイークエンドに***されるでしょう。あなた達は、フェスティバルで***したいですか?」。アヤ(そのクラブのリーダー)が言いました。「はい。私達は、それに挑戦すべきだと思います。」ミナと他のメンバーは***して、***の人々が彼らのミュージックを楽しむだろうことを***しました。
残った***部分は文脈から補えるので(または一部はスルーしても)、ばっちり読めますね!
ここまで理解できれば、都立英語の長文問題は十分に解けるレベルです。
重要なのは、すべての単語が分かることではなく、“誰が何をしたか”が分かることです。出る順100選を通して登場人物の姿が見えてきませんか。
ミナ ミュージッククラブに所属する高校生
(この物語の主人公)
アライ先生 ミュージッククラブの顧問
(クラブの生徒達にチャンスを与え導く)
アヤ ミュージッククラブのリーダー
(積極的な性格)
※問題文は、都立高校入試問題を参考に筆者が独自に作成したものであり、実際の入試問題本文とは異なります。