親の都合、園の都合

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 SNSを覗いていると保育園の【協力日】への疑問や不満を目にする事があります。
 まず、最初にはっきりと言います。
『協力日は、登園できます』

 ただ、保育士としての想いだけで言わせてもらうならば
『協力日は、登園せず、家庭で過ごして欲しい』

 でも、それができない家庭もある。

 例えば、年度末の協力日。
日曜、祝日、年末年始以外は、保育園は開園しています(休日保育の様に、園によって違いはありますが)。
春休みが無い保育園は、3月31日に登園した年中さんが、翌日には年長さんになる訳です(とても大雑把な話しですが)。

 7時から19時まで開園している保育園だとして、子ども達が降園した後に、「せ~の~えいっ!」で園内が新年度仕様に変わる訳もなく、手作業でお名前シールを貼り替えたり、子ども達が過ごしやすい環境を整えたり。

4月1日から始まる新生活を、子ども達が混乱せず過ごす為の準備は、1日で終わる様な簡単なことではありません。

それを、子ども達が降園した後に、一晩で終わらせなければいけないとしたら・・・新年度初日は、目の下にクマを作った保育士だらけかも。

 そう、ならない為の協力日。私達保育士が、笑顔で新年度を迎えられるのは、保護者の皆様のお陰である事を、忘れてはいけませんね。

 その上で、休みたくても休めない家庭がある事実も、忘れてはいけないです。
『休園にして欲しい』
ある保護者に言われた言葉です。

 協力日も、登園可能である事を上司が知っていて、休ませてもらえない。だから『【協力日】ではなく【休園】にしてくれたら休めるのに・・』とのことでした。

そんな方には、特別で‟休園のお知らせ”を渡してあげたいですね。


 『協力日、協力できませんか?』
そう声を掛けられて不快に思った。そんな保護者の話しを見聞きする度に、

そこに、思いやりはあったのかな?

と思うのです。

 保護者の中には、協力日である事に気づいていない方もいます。声を掛ける事で、保護者の事情を知る事もできます。

『休園にして欲しい』そう話してくれた保護者の方もそうでした。話しをしていると、他にも保育園に子どもを通わせている職員が数名いる事がわかりました。
 とても周りに気を使われる方。「お母さん、他の職員に休みを譲っているのでは?」と声を掛けると図星の苦笑い。

 ブラックな実情も話せば―
「あれ?この子のお父さん、この曜日は仕事お休みだよなぁ」なんて事もあるんですよね。協力できるのに協力をする気のない家庭。わざわざ仕事を休んで協力をして下さる多くの家庭に申し訳なく感じてしまいます。

 保育士が、協力を求めて声を掛けるのには【子ども達の為】でもあります。協力日に登園する子は、10人に満たない事が殆どです。いつもと違う雰囲気や、関りの殆んどない保育士に、不安を感じ泣いて過ごす子。年長さんが1人だけで、周りは小さい子ばかりで、少し寂しそうに過ごす姿を見る事もあります。  
そんな子ども達の姿を知っているからこそ、声を掛ける事もあるんです。

 保育士は、保護者の実情を知っていたら、もっと思いやりを持った声の掛け方が出来たかもしれない。
 保護者は、保育士の想いを知っていたら、声を掛けられた事に不快感を感じなかったかもしれない。

 保育士と保護者は、共に子ども達を見守る【同士】なのにね。

 保育士と保護者が、協力し合える事が、子ども達にとって【1番の環境】
なんだよなぁ。

 そんな事を思う今日この頃。
春ですね―  あと数日で新年度
先生も、パパさんも、ママさんも

元気にがんばりましょうっ!!


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