今回は、2025宮城の英語を解きました。
結果は、1問ミス。
解いた感想は
「簡単だけど仕掛けが細かい」です。
特徴としては、
おそらく、英語の先生であれば、「簡単な問題」と感じるでしょう。
しかし、
中学生にとっては、
細かいところでボロボロと失点していく現象が起こりやすい問題だなと思いました。
具体的に示していきます。
例えば、大問4の3の問題。
大問4は読解問題です。
タブレット端末を学習で使うことに関しての意見文です。
3.次の質問に対する答えを、本文の内容に合うように英語で書きなさい。
この問題文を見たときに
「あー内容理解の問題か」
と思いがちですが、
これは、内容理解+英作文の問題です。
(1) What did Kota do after he read some articles last year?
(2) When does Sally use her information devices at home?
以上の2つの質問に英語で答える問題です。
(1)は「過去形」
(2)は「現在形」
さて、どっちがミスしやすいですか?
圧倒的に「現在形」です。
ミスするポイントは、
・三単現の s
・代名詞
です。
本文では、この Sally は自分の言葉で話しています。
つまり、主語は I 。
しかし、今回の答えとして書く主語は she 。
つまり、三単現の s が必要です。
答えの根拠となる英文を本文から抜き出してみます。
At home, I use my information devices when I want to get useful information for my reports.
問題は、
「Sally はどんな時に情報機器を家で使いますか」
答えは、
「レポートに役立つ情報を得たいときに使う」
誰が使うんですか?
Sally です。
「私」ではありません。
つまり、主語は she です。
「主語を she にするだけなら簡単じゃん」
そう思いますか?
実は、そんなに簡単ではありません。
I use my information devices when I want to get useful information for my reports.
この文を、
She uses them when she wants to get useful information for her reports.
と、書き換えられれば正解です。
I → she
use → uses
information devices → them
want → wants
my reports → her reports
これだけ変更点があります。
これは、中学生にとっては難問です。
理由は2つ。
①本文から答えを見つけて終わりではないから
本文から答えとなる文を見つけて
安心してしまうんですよね。
②日本語にはない感覚だから
日本語は簡単に言うと
「言わなくてもわかるでしょ文化」
昔から島国で、ほぼ日本人だけで生活してきた歴史が長いからです。
一方で英語は
「全部言葉にして伝える文化」
イギリスやアメリカで発展してきた英語は、
様々な人種が入り交ざって築いてきた言語です。
ちゃんと言わないと理解されなかったんでしょうね。
だから、
今回の英文で言うと、
「レポートに役立つ情報を得たいときに使う」
と答えれば日本語なら伝わります。
でも、英語で書くときは
「(彼女の)レポートに役立つ情報を得たいときに(情報機器を)(彼女は)使う」
と、しなければなりません。
日本人の僕からすると「めんどくさい」と思います。
この日本語にない感覚を問題にされるとやっかいです。
逆に言うと、
この文化的背景も含めて、入試問題で問うているのかもしれません。
英語の勉強はそこが面白いんですけどね。
いっけん単純な問題に見えるけど、
細かいところで落としてしまう問題。
でも、
そこが詰められれば確実に周りと差をつけられる問題でもあります。
普段から、日本語と英語の違いを意識するような問題を解いたり、歴史的背景・文化などを勉強しておくと、より楽しく、より深く英語を理解できるのではないでしょうか。
ということで、
見た目に騙されそうになる2025宮城の英語でした。
次回は、5月14日(木)に投稿します。