銀行も「仕入れ」をしている? あなたの金利が決まるシンプルな仕組み

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ビジネス・マーケティング
こんにちは、おじさんです。

最近、銀行の担当者が「世の中の金利が上がったので、社長のところも……」なんて、申し訳なさそうに(あるいは事務的に)切り出してくることはありませんか?

経営者として「はい、そうですか」と簡単に首を縦に振るわけにはいきません。
そもそも「なぜ融資の金利は上がるのか?」という仕組みを知っておかないと、対等な交渉はできません。

今日は、銀行という場所を「お金を売っている会社」と考えて、その裏側をパン屋に例えてご説明いたします。

1. 銀行にとって金利は「パンの値段」と同じ

パン屋さんが小麦粉を仕入れてパンを焼くように、実は銀行も「お金」を仕入れています。

銀行の金利は、大きく分けて「3つのコスト」でできています。

お金の仕入れ値(市場金利): 銀行も、日銀や他の銀行、あるいは皆さんからの預金という形でお金を仕入れています。世の中の景気が変わり、日銀が「利上げ」をすると、この仕入れ値が上がります。

お店の運営費(経費): 店舗の家賃、ATMの維持費、そして従業員の給料などです。これらも金利に含まれています。

「もしも」のための保険料(リスク):実はお金を融資する際、銀行は「もし返ってこなかったら困るな」という事態に備えて、保険料のようなものを金利に乗せています。

2026年現在、多くの中小企業で金利が上がっているのは、この「1.仕入れ値」と「3.保険料」の両方が上がっているからなんです。


2. 「世の中のせい」と「会社のせい」がある

金利が上がる理由には、社長にはどうしようもない「世の中のせい」と、実は工夫次第で抑えられる「会社のせい」があります。

世の中のせい(市場金利の上昇):現在、日本全体で物価が上がり、日銀が金利を上げています。これは「小麦粉代が上がったからパンを値上げさせてください」という話なので、ある程度は避けられません。

会社のせい(リスクの評価): 銀行が「この会社、最近ちょっと危ないかも?」と判断すると、先ほどの「保険料(リスク)」を勝手に上乗せします。ここが重要です。銀行から「安全」と思われていれば、金利の上昇を最小限に抑えることができるんです。

3. 銀行員が「本音」を言わない理由

前述した通り金利が上がるのには様々な要因がありますが、一番重要なのは会社の成績、いわば決算内容です。銀行員も社長を目の前にして「社長の会社の成績が落ちたので、金利を高く設定しなきゃいけなくなりました」とは、なかなか口が裂けても言えません。

だからこそ、彼らは「世の中の流れですから…」「皆さんに金利引き上げのお願いをしています...」という言葉で濁してしまいます
結果、金利が上がるのは、銀行が「仕入れ値が上がった」と言っているか、「あなたへの不安(リスク)が増えた」と言っているかのどちらかです。

では、銀行はどうやって「この会社への金利はいくらにしよう?」と決めているのでしょうか?

その鍵を握るのが、銀行業界の秘密の成績表「格付け」です。
次回は「格付け」について説明いたします!

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