その場で楽になるのに、すぐ戻る理由

その場で楽になるのに、すぐ戻る理由

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学び
施術を受けた直後は楽になる。
でも数日すると、また元に戻る。
こうした経験がある方は少なくないと思います。

このとき、
「まだ治っていない」
「通い続けないといけないのかな」
と感じることもあるかもしれません。

臨床で多くの身体を見ていると、
その場で楽になるのに戻ってしまうケースには、
いくつか共通する特徴があります。

それは、
状態は変化しているけれど、使い方が変わっていない
ということです。

施術によって筋緊張が緩んだり、
関節の動きが改善したりすると、
身体の“通り道”は一時的に整います。
その結果、痛みや違和感は軽減します。

しかし、
日常動作の中で同じ身体の使い方を続けていると、
その通り道は再び狭くなっていきます。
そして、しばらくすると元の状態に近づいてしまいます。

これは、
施術が無意味だったという話ではありません。
むしろ、
身体が変化できる状態にあったということでもあります。

臨床の現場では、
可動域や筋緊張などの数値上の変化が出ているにもかかわらず、
動作を確認すると代償パターンがほとんど変わっていない、
というケースも珍しくありません。
構造は変わっているのに、
運動プログラムが更新されていない状態です。

大切なのは、
「緩めること」と「使い方を変えること」は別である、
という視点です。

緩めることでスタートラインには立てます。
そこから先は、
どんな姿勢で立つのか、
どんな動き方を選ぶのか、
その積み重ねが身体を形づくります。

すぐ戻ってしまうと感じている方は、
「まだ治っていない」と考える前に、
自分の身体をどう使っているかを
一度見直してみるのも一つの考え方です。

戻るという現象は、
失敗ではなく、
次に見るべきポイントを教えてくれているサインなのかもしれません。
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