私は、伝わることを期待しなくなった。 ― それでも、伝えることはやめなかった。―

私は、伝わることを期待しなくなった。 ― それでも、伝えることはやめなかった。―

記事
ビジネス・マーケティング
私は、

長い間、

人に何かを伝えることについて、

考え続けてきました。

経営者として、

多くのスタッフと接してきました。

最初の頃は、

伝えれば、

分かってもらえると思っていました。

理由を説明する。

考えを伝える。

相手の話も聞く。

そうすれば、

少しずつ、

同じ方向を向ける。

そんなふうに、

考えていたのだと思います。

だから私は、

いろいろなことを、

伝えてきました。

なぜ、

この仕事をするのか。

なぜ、

この判断をするのか。

なぜ、

お客様を大切にするのか。

どうすれば、

自分で考えて、

行動できるようになるのか。

面談もしました。

社員と話す時間を、

意識して作ったこともあります。

一人ひとりと、

できるだけ向き合おうとしました。

相手が、

何を考えているのか。

何に悩んでいるのか。

何を目指しているのか。

知ろうとしました。

そして、

伝わらなければ、

自分の伝え方を変えました。

言葉が悪かったのか。

タイミングが悪かったのか。

伝える量が、

多すぎたのか。

少なすぎたのか。

もっと、

違う伝え方があるのではないか。

私は、

何度も考えました。

でも、

どれだけ考えても、

伝わらないことがありました。

「どうして、

そう受け取ったんだろう。」

「なぜ、

そういう行動をしたんだろう。」

そんなことが、

何度もありました。

そして、

いつしか私は、

自分の方が、

おかしいのではないか。

そう思うようになりました。

人の考えていることが、

分からない。

何を言えば、

伝わるのかも、

分からない。

私は、

人間不信になった時期もあります。

どうすれば、

伝わるのか。

どうすれば、

理解してもらえるのか。

何度も、

頭の中を回りました。

そして、

長い時間をかけて、

ようやく、

一つのことに気付きました。

分からないということが、分かりました。

人の考えていることは、

すべて分かるものではない。

どれだけ言葉を尽くしても、

伝わらないことがある。

同じ言葉でも、

受け取る人によって、

意味は変わります。

その日の気分でも、

変わるかもしれません。

それまでの経験でも、

変わります。

そして、

私が、

どういう意味で伝えたのかと、

相手が、

どう受け取ったのかは、

同じとは限りません。

私は、

その当たり前のことを、

受け入れるまでに、

ずいぶん時間がかかりました。

以前の私は、

伝わらなければ、

もっと伝えようとしました。

もっと説明すれば、

分かってもらえる。

もっと向き合えば、

いつか伝わる。

どこかで、

そう期待していたのだと思います。

でも、

今は少し違います。

伝わらないこともある。

理解されないこともある。

自分が期待した答えが、

返ってこないこともある。

それで、

いいのだと思えるようになりました。

そう思えるようになってから、

私は、

少し楽になりました。

相手が、

自分の期待通りに動かなくても、

以前ほど、

傷つかなくなりました。

でも、

一つだけ、

変えなかったことがあります。

伝えることです。

私は、

伝えることを、

諦めたわけではありません。

伝わることを、

期待しなくなっただけです。

自分にできるところまでは、

伝える。

考えを言葉にする。

必要なら、

何度でも説明する。

でも、

その言葉を、

どう受け取るのか。

その後、

どうするのか。

そこから先は、

相手が決めることです。

私には、

相手の答えまで、

決めることはできません。

伝えることは、

自分にできること。

伝わるかどうかは、

自分だけでは決められないこと。

私は、

その二つを、

分けて考えるようになりました。

人と人は、

完全には、

分かり合えないのかもしれません。

でも、

だからといって、

何も伝えなくていいとは、

思いません。

言葉にしなければ、

伝わる可能性すら、

なくなってしまいます。

だから私は、

これからも、

伝えます。

伝わらないかもしれない。

理解されないかもしれない。

それでも、

自分が伝えるべきだと思ったことは、

自分の言葉で伝える。

そして、

その先は、

相手に任せる。

私は、

伝わることを期待しなくなりました。

それでも、

伝えることは、

やめませんでした。

🐾アオ日記

主人は、

人に伝えることを、

10年も考えていたらしいにゃ。

アオは、

そんなに考えないにゃ。

ご飯がほしいときは、

鳴くにゃ。

遊んでほしいときは、

絡むにゃ。

それでも伝わらなければ、

もっと絡むにゃ🤣

主人。

伝わるまで、やればいいにゃ🐾

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