アオのブログ「主人は何故、爪楊枝を作ったのか?にゃ!」

アオのブログ「主人は何故、爪楊枝を作ったのか?にゃ!」

記事
コラム
ニャ~オ!アオにゃ!🐾

主人が昔、お店で使っていた爪楊枝を見つけたにゃ。

「KURAYOSHI-GROUP」

って印刷されているにゃ。

アオは思ったにゃ。

「主人は爪楊枝まで作っていたのか?」

って。

でも、主人は笑いながら話してくれたにゃ。

昔、マカオへ行った帰りに、上海の中華料理店で歯間つまようじを見つけたそうにゃ。

普通の爪楊枝より使いやすくて、

「これ、いいな。」

と思った主人は、日本へ帰って探したにゃ。

でも、その頃は日本ではほとんど売っていなかったそうにゃ。

だから…

作ってしまったにゃ。

しかも…

10万本。

主人らしいにゃ。

その後、会社は自己破産したにゃ。

グループのお店は無くなったにゃ。

でも、倉庫には大量の歯間つまようじが残っていたにゃ。

「捨てるには、もったいない。」

主人はそう考えて、営業を再開した今も、お店で使い続けているにゃ。

袋には、今は無いお店の名前も印刷されているにゃ。

でも、

刈羽くらよしの名前も入っているから、そのまま使っているにゃ。

主人は、お客さんによく言っているにゃ。

「持ち帰ってもいいですよ。」

実際、この歯間つまようじが気に入って、

無くなるたびに補充しに来る経営者仲間までいたそうにゃ。

そして数年前には、仮面女子さんの打ち上げでスタッフさんが気に入ってくれて、

主人は一箱ではなく、

二箱(2,000本)プレゼントしたにゃ。

翌年も。

そして今年も。

また打ち上げの予約をいただいたそうにゃ。

主人は、

「これで予約が取れたとは思わない。」

と言っていたにゃ。

でも、

相手の記憶に残る小さな気配りにはなったと思うにゃ。

主人はよく言うにゃ。

「値段じゃない。」

高級だから良いわけでも、

安いから悪いわけでもない。

例えば割り箸。

主人は、自分がお店へ行って、

割るたびに片方だけ細く残る安い割り箸が苦手だったにゃ。

だから、自分のお店では、

エコ箸だけではなく、

炭焼き風の黒竹箸も用意しているにゃ。

毎日使うものだからこそ、

お客さんに気持ちよく使ってもらいたい。

そんな気持ちが込められているにゃ。

主人は言うにゃ。

「お客さんは、料理だけを食べに来るんじゃない。」

料理も。

接客も。

箸も。

爪楊枝も。

全部合わせて、

『また来たい』

を作っているんだって。

アオは思うにゃ。

主人は、

爪楊枝を作ったんじゃない。

お客さんとの思い出を作っていたんだにゃ。


◆アオ日記🐾

主人は、「10万本作った。」って笑っていたにゃ。

アオは、「10万本って普通じゃないにゃ…。」と思ったけど、

それが主人らしいにゃ。

でも、その小さな爪楊枝が、何年経っても人との縁をつないでいるのを見ると、

小さな気配りは、長く残るんだにゃ。🐾

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