また怒ってしまった…
夜になると、
散らかった部屋の中で自己嫌悪になる。
明日こそは。
そう思いながら眠るのに、やっぱりうまくいかない。
子どもが小さいから仕方がない。
共働きなんだから仕方がない。
ー本当にそうだろうか?
私は夫が激務のためワンオペで、
正社員として時短勤務をしながら、
第2子、第3子を出産しました。
出産前日まで保育園の送り迎えをし、
里帰り出産はせず、
近くに助けてくれる親もいませんでした。
仕事の繁忙期は、
夫に有休を使って休んでもらい、
仕事に集中したこともあります。
時間のやりくりが本当に大変でした。
そんな中、私が気づいたことがあります。
家が散らかっていると、私はイライラする。
育児書や世の中では、
「育児も仕事も100%なんて無理」
「50%で良い」
「小さい子がいるなら散らかっていて当たり前」
そう言われていました。
本当にその通りなのかもしれません。
でも私は、ずっと考えていました。
本当にそれで良いのであれば、
なぜ私は心地よく感じないのだろう。
なぜ私の家は、
心地よく安らげる場所ではないのだろう。
午前中の、まだ活力がある時間帯は良いんです。
でも疲れて帰宅した時、
家が心地よい状態ではなかったら、
精神的に疲れるのは当たり前なんですよね。
だから私は、
家を片付けて整えることに、
ー答えを。
ー正解を。
求めたのかもしれません。
子どものお友達が遊びに来る時、
私は必死になって掃除をしていました。
片付けだけではありません。
床も汗だくになりながら拭き掃除をして、
家中をピカピカにします。
正直、朝から疲れていました。
でも不思議なことに、
お友達家族が帰った後、
疲れているはずなのに、
夕方以降の精神状態が落ち着いているんです。
イライラしない。
子どもにも優しくできる。
心に余裕がある。
そこで思いました。
私のイライラや余裕のなさは家だ!
そう思い、少しずつ整理を始めました。
今振り返ると、
家を片付けていたというより、
私は自分の心の余裕を探していたのかもしれません。
子どもにとって安心して過ごせる快適な家にしよう。
そうすれば私にも心の余裕が生まれるはず。
そう取り憑かれたように家を整え始めました。
夫と「物を捨てる・捨てない」でぶつかったこともあります。
でも、家が整うにつれて、
子どもの成長もあり、
自分が怒鳴る場面も少しずつ減っていった気がします。
少しでも子どもが安心して過ごせる家であるように。
私が家族にイライラをぶつけないように。
自分の機嫌は自分で取る。
自分の怒りは自分で整える。
それが私なりのアンガーコントロールでした。
でも今振り返ると、
当時の私には圧倒的に人の手が足りませんでした。
育児もしっかりやりたい。
家事もしっかりやりたい。
仕事にも穴を開けたくない。
だから全部抱えていました。
今、あの頃の私に何を言ってあげられるだろうか。
考えても、実は言葉は浮かびません。
「100%じゃなくて良いんだよ」
そんな育児書にあるような言葉は、
きっと当時の私には届きません。
「そんなこと分かってる。」
で終わってしまう。
じゃあ何をしてあげたい?
そう考えたら答えは一つでした。
手伝いに行ってあげたい。
それだけでした。
それだけでした。
「100%じゃなくて良い。」
そんな言葉よりも、
家のことを少し任せられる安心感。
一人で抱えなくて良いと思える余裕。
それが当時の私には必要だったのだと思います。
私はその空いた時間で、
子どもと一緒に昼寝をしたかった。
絵本を読んであげたかった。
ゆっくり抱きしめてあげたかった。
私に本当に必要だったのは、
子どもと離れる時間ではなく、
子どもと向き合う余裕を作ることだったのだと思います。
そして、片付けが少しずつ進んだ頃、
私がもう一つ心掛けていたことがあります。
怒ってしまっても、
「ごめんね」
「大好きだよ」
その二つだけは伝えるようにしたこと。
寝る前に、
「今日は疲れていて言い方がきつかったね。ごめんね。」
「ママ、間違った言い方をしてしまったね。ごめんね。」
「ママはあなたのことが大好きだよ。」
そう伝えました。
すると子どもは涙ぐみながら、
「うん。」
と頷いてくれました。
もし今、
怒りや自己嫌悪で苦しんでいるなら。
育児だけが原因ではないかもしれません。
疲労かもしれない。
孤独かもしれない。
家かもしれない。
人手不足かもしれない。
だから、一人で抱え込まないでくださいね。