成功者は「決めてから」行動した。
― シュワルツェネッガーとジム・キャリーが示した、自己実現のスタートライン ―
成功した人の話を聞くと、
私たちはついこう思ってしまいます。
行動力があったから成功した
勇気があったからチャンスを掴んだ
運が良かったから成功した
その通りです。
では、なぜ、
行動力があって、
勇気があって、
さらには強運まで引き寄せることができたのでしょうか?
俳優・政治家・ボディビルダーとして
異例のキャリアを歩んだ
アーノルド・シュワルツェネッガー と、
独自の方法で成功を引き寄せた
ジム・キャリー
この二人の言葉を並べると、
ある共通点がはっきりと見えてきます。
シュワルツェネッガーが「行動する前に決めたこと」
シュワルツェネッガーは、
2009年の南カリフォルニア大学卒業式スピーチで
こう語っています。
“You can’t climb the ladder of success with your hands in your pockets.”
― USC Commencement Address, 2009
(ポケットに手を突っ込んだままでは、
成功の梯子を登ることはできない。)
この言葉は、
「行動しろ」という
ストレートなメッセージに見えます。
でも、彼の人生をよく見ると、
実はその前に
もっと重要な段階がありました。
シュワルツェネッガーは、まず最初に決めた
シュワルツェネッガーは、
オーストリアの農村出身
英語も十分に話せなかった
コネもなかった
それでも彼は、
若い頃から一貫して
こう語っていました。
「自分はアメリカで成功する」
「ボディビルダーのチャンピオンになる」
現実を見てから決めたのではありません。
決めたあとに、現実を合わせにいったのです。
だから彼の行動は、
「迷いながらの挑戦」ではなく、
どんな自分になるのかという前提が固まった上での行動だったのです。
そして、どうして「そうなりたいのか?」を自分に問いました。
「女性にモテたい!」
それも立派な理由になるんだと彼は述べています。
目標を達成するための理由づけ、「強い動機」が
感情を揺さぶり、必要な行動へと自然に駆り立てるのです。
現在の自分を一気に理想像へと引っ張り上げるのだということです。
ジム・キャリーが「先に決めた」未来
一方、
ジム・キャリー は、
成功前にこんなエピソードを語っています。
彼は無名時代、
自分宛に期限を決めた
「1,000万ドル」と書いた小切手を作り、
財布に入れていたと言います。
そのことについて、
オプラ・ウィンフリーの番組で
こう語りました。
“You just have to decide what you want,
and then the universe will figure out how to get it to you.”
― The Oprah Winfrey Show, 1997
(あなたがやるべきなのは、
何を望むかを決めること。
あとは宇宙が方法を見つけてくれる。)
ジム・キャリーは「願った」のではない
この話は、
引き寄せの成功例として
よく紹介されます。
でも、
ここで大事なのは
金額や小切手の話ではありません。
ジム・キャリーがやったのは、
「夢を見た」
ではなく
自分の未来を、自分の人生の前提として決めてしまった
ということです。
「そうなったらいいな」ではなく、
「そうなる前提で生きる」。
だから彼は、
オーディションに落ちても
仕事がなくても
自分を疑いませんでした。
彼は、のちの主演作品にて、
予定通り
自分が描いた小切手とまさに同じ金額を
期限通りに手にすることになるのです。
何をやってもうまくいかない人に共通すること
多くの人は、
何も決めていません。
とりあえず闇雲に行動し、
(行動できる人はかなりマシな方かもしれませんが・・・)
うまくいったら本気を出そう
でもこの状態では、
行動は常に不安定になります。
なぜなら、
自分がどうなるのかという前提が決まっていないまま、
動いているから
そこには行動する「動機」がないのです。。
「動機」がないから「情熱」は出ません。
「情熱」がないから行動は継続できません。
同じ行動でも、
「私はそうなる人間だ」
という前提での行動と
「うまくいくか分からない」
という前提での行動
そのふたつは、
結果も継続力もまったく違います。
決断とは「すぐの結果が実現すること」ではない
ここで誤解してはいけません。
シュワルツェネッガーも
ジム・キャリーも、
失敗しなかった
苦労しなかった
わけではありません。
ただ、
「私はこの道を生きる」
という前提だけは、揺らがなかったのです。
だから、
行動を自然に積み重ねることができたのです。
◎次回予告
次回はいよいよ最終回。
引き寄せの法則を語る
著名な思想家たちの言葉を通して、
なぜ「願う」だけでは足りず、
「決断の周波数」が
現実を動かすのか
を書きたいと思います。
この世界で周波数をもたないものは存在しません。
どんなときも、いついかなるときも周波数を放っています。
その周波数を
理想の自分が放つ周波数に一致させることが
現実を動かすカギになるのです。
このシリーズの締めとして、
決断と引き寄せの関係について
少しでもお伝えできれば幸いです。
※このコラムはシリーズ
「自己実現は『決断』から始まる ― 成功者たちの共通点 ―」
の第4回です。