「営業所コード(エリアコード)があります」
しかも 仕入実績(仕入データ)側に入っている。
ここまで揃っていると、普通はこう思います。
「じゃあ営業所別に集計すれば、請求書と合うはず」
…ところが合わない。
そして最後に電卓が出る。
このパターン、現場ではかなり起きます。
理由はシンプルで、仕入側の営業所コードが表している“営業所”と、
請求書側の“営業所”が別物だからです。
仕入の営業所コードが表すのは「仕入処理の都合」であることが多い
仕入実績に付く営業所コードは、たとえば
・仕入を計上した拠点
・入庫や検収を処理した拠点
・社内の締め処理の単位
こういった“社内の処理都合”を反映していることがあります。
一方、請求書側の営業所(エリア)は、前に出てきた通り
・注文があった営業所(受注)
でまとまっている。
この2つがズレると、何が起きるか。
・仕入明細を営業所別に合算しても、請求書の営業所別合計と一致しない
・明細は合っているように見えるのに、「営業所別」だけズレる
・結局、請求書の単位に寄せるために“人が変換”する(=電卓)
電卓が叩かれているのは「計算」じゃなく「変換」
ここで電卓が使われるのは、足し算ができないからではありません。
「仕入の営業所」→「請求書(受注)の営業所」へ寄せる変換が、表の中に存在しないからです。
つまり現場は、毎回こういう作業をしています。
・仕入データの営業所コードで集計(社内都合の営業所)
・請求書の営業所単位に合わせて、ズレる部分を組み替える
・合うまで調整する
この“組み替え”が、残業の正体になりやすい。
じゃあ、どこを整えれば電卓が減るのか
答えは、「営業所コードを増やす」ではなく、
営業所コードの種類を分けるです。
・仕入実績にある営業所コード(=仕入処理の営業所)
・請求書に合わせたい営業所(=受注営業所)
この2つが同じ列名・同じ意味だと思って扱うと、必ずズレます。
逆に、ここを分けて持てると、
・仕入は仕入の管理で見れる
・請求照合は請求書の単位で合わせられる
という形に近づきます。
整えたいがどこから触るべきか分からない場合は、
一度構成を確認しています。