立ち止まってしまうと、人は不安になります。
何か大きな出来事があったわけでもないのに、心だけが前に進めない。
周りは普通に日々を送っているように見えて、自分だけが取り残された気がすることもあります。
「このままでいいのだろうか」
「もっと頑張らないといけないのではないか」
そんな問いが、心の中で何度も繰り返されます。
けれど、立ち止まってしまう自分は、決して怠けているわけでも、弱いわけでもありません。
多くの場合、それは心が「一度、整えてほしい」と知らせているサインなのだと思います。
心を整えるというのは、
無理に前向きになることでも、答えを急いで見つけることでもありません。
それは、自分が今どこに立っているのかを、静かに確かめること。
揺れている土台を、そのままにしないことです。
焦って進もうとすると、足元はますます不安定になります。
だからこそ、一度立ち止まり、深呼吸をして、
「私は今、何を感じているのか」
その声に耳を澄ます時間が必要なのかもしれません。
心が整うと、人生が劇的に変わるわけではありません。
景色が一瞬で明るくなることも、悩みが消えてなくなることもないでしょう。
ただ、選ぶ道が少しずつ変わっていきます。
これ以上、自分を苦しめる選択をしなくなる。
無理を重ねる生き方から、静かに距離を取れるようになる。
それはとても小さくて、静かな変化です。
けれど確かに、自分の人生を生き直すための一歩だと思うのです。
立ち止まることは、後退ではありません。
進むために、自分を取り戻す時間なのかもしれません。
心を整理するための静かな対話を行っています。必要なときだけ、思い出してもらえたら嬉しいです。