小説を書けなかった日の編集後記|第1回

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コラム
今日は、原稿をほとんど進められなかった。
正確に言うと、ファイルは開いていたが、文章は増えていない。

一行も消していないし、一行も足していない。
それだけの一日だった。

時間は夜。

部屋の明かりは控えめで、外の音もほとんどなかった。
机の上には、開いたままのノートと、触られなかったペン。
画面の白さだけが、やけに目に残っている。

書こうとしたわけではない。
今日は、書けるかどうかを確かめていただけだと思う。
それでも、手は動かなかった。

書けない日というのは、何も起きていないようで、
実際にはいろいろな判断が積み重なっている。

今は書かない、今日は触らない、ここで止める。
どれも小さな決定だが、後から振り返ると重要だったりする。

偶然、衝動性についての動画を見かけた。
ちょうど検査用紙を書いている最中だったので、
画面を閉じるのが少し遅れた。

子供の頃のことを書こうとすると、
どうしても輪郭が曖昧になる。

嫌な記憶だけがあるわけでもなく、
良かった記憶があるわけでもない。

ただ、いくつかの時期が、
最初から存在しなかったように感じられる。

そのあとでGeminiを開き、いくつか質問を投げた。

「どこで止まっているのか」
「何を避けているのか」

返ってきた言葉を読んで、
答えられないまま画面を閉じた。

理由はいくつか思い浮かんだが、
どれも決定打ではなかった。

書けなかった理由を、今日は決めないことにする。
体調かもしれないし、タイミングかもしれない。

あるいは、言葉にするにはまだ早かっただけかもしれない。
書かないという判断も、編集の一部だと思っている。

無理に進めて壊すより、
止めておく方が誠実な日もある。

今日はここまで。
書けなかった日として、記録だけ残しておく。

時間があればお話しに遊びにいらしてくださいね。


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