「人間とは何か」
「私たちはなぜ生きるのか」
生物学的な観点から見れば、人間も動物の一種です。
しかし、脳の進化や認知能力の発達により、他の動物とは異なる能力を獲得して生きてきました。
【人間と動物の決定的な違い ~人間にしかできないこととは~】
動物も道具を使い、感情を持ち、コミュニケーションをとることが分かっています。
しかし、人間はそれらを抽象化し、何世代にもわたって蓄積できる点において特異です。
高度な言語と「虚構(フィクション)」を信じる力
動物の鳴き声は「ここに危険がある」「食べ物がある」という「今、ここ」の現実を伝えるものです。
しかし人間は、過去や未来、目に見えないもの(法律、お金、国家、神、道徳など)について語り、見ず知らずの他者と協力して社会を築くことができます。
「なぜ生きるのか」と存在の理由を問うこと自体が、高度な知性を持つ人間にしかできない行為です。
人間は「自分はいつか死ぬ存在である」という有限性をはっきりと理解しています。
自らの行動を反省し、より良くあろうと「道徳」や「倫理」を構築できるのも人間の特徴です。
「人生の意味」は、あらかじめどこかに用意されているものではなく、
私たち自身が創り出せるという点に、人間に生まれたことの最大の尊さがあります。
「誰かのために生きたい」「美しいものを創りたい」「世界をより良くしたい」と、自分の人生の目的を自分でデザインできるのは、人間に与えられた特権です。
【有限だからこそ生まれる感情・愛】
永遠に生きられないと知っているからこそ、私たちは「今」という時間を大切にし、他者との出会いを奇跡のように感じることができます。
悲しみや喪失感を抱えることもありますが、それは深く愛することができる能力の裏返しでもあります。
次回は、この人間界で魂を磨くためにできることについてお話ししたいと思います。