「ある夫婦の形」

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穏やかに眠ったような彼の頬に
妻はそっと「愛しています」とキスをする。

自宅のベッドには、もう、目を覚ますことのない伴侶。
身体には数本の医療機器の管がつながれている。

それでも妻は、最期の最期まで同じベッドで眠ることを選んだ。
細心の注意を払いながら、添い寝を貫いた。

夫婦であることを、特別に守ろうとしたのではなく、
ただ「いつも通りに一緒に過ごしていただけ」と妻は笑う。

見た目はとても派手で活動的な妻。
一方で、夫は物静かで硬派な雰囲気。
アンバランスな夫婦だな、という印象だった。

いつもそこにあったのは、静かで、深い愛。

最期は、こうでありたい。

心から「愛しています」と言える自分でいたい。

胸の奥の、もっとも深いところを貫かれたような感覚とともに、
私の理想とする関係が、はっきりと輪郭を持った瞬間だったように思う。

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