「進まなかったから、 見えた道」

「進まなかったから、 見えた道」

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前に進めない時期があります。

やりたいことがないわけでも、
何も考えていなかったわけでもない。
ただ、どうしても
一歩が出ない。


以前の私は、
進めない状態を
よくないものだと思っていました。

止まる=遅れている
動けない=怠けている
そんなふうに見ていたからです。

でも、進めなかった時間が
しばらく続いたあと、
気づいたことがあります。


前に進んでいなかったからこそ、
足元をよく見ていた、ということ。


日常が
それなりにうまく回っていているときには
気が付かなかった
通り過ぎてしまうような感覚や
小さな違和感や
本当は大切だった気持ち。

それらが、
少しずつ見えてきました。


進まなかった時間は、
何も生まなかったわけではなくて、
向きを確かめている途中だったのかもしれません。


何かを選ばなかったこと。
決めなかったこと。
動かなかったこと。


それもまた、
ひとつの選択だったのだと思います。


進まなかったから、
見えた道。


それは、
誰かに教えてもらったものでも、
無理に探したものでもなくて。

立ち止まっていた場所から、
静かに伸びてきたものでした。



もし、
ひとりで抱えるのが少しつらいときは、
話すことで呼吸が楽になることもあります。
必要なときに、思い出してもらえたら。
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