悩んでも変わらないことに時間を使っていませんか?|判断に迷わない考え方

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ビジネス・マーケティング
売上が思うように伸びない。
顧客の反応が読めない。
競合の動きが気になる。
景気や市場環境も不安定。

経営や仕事では、考えるべきことがたくさんあります。

しかし、その中には、
どれだけ悩んでも、自分では変えられないこと
も多く含まれています。

問題は、そこに時間とエネルギーを使いすぎてしまうことです。

悩むこと自体が悪いわけではありません。
ただし、判断に迷ったときほど、まず考えるべきなのは、

それは自分でコントロールできることなのか

という視点です。

今回は、経営判断や仕事で迷わないために、
「コントロールできること」と「できないこと」を分けて考える方法を整理します。

1.人は、自分だけでは変えられないことに悩んでしまう

実務では、次のような悩みがよくあります。
 ・顧客が買ってくれるか分からない
 ・競合が値下げしてきて自社が不利になった
 ・市場環境が悪くなっている
 ・部下が思うように動かない
 ・上司や取引先の反応が読めない

どれも重要なことです。
無視してよいわけではありません。

ただし、これらは自分だけで完全にコントロールできるものではありません。

顧客の最終判断。
競合の行動。
市場環境。
他人の感情や評価。

これらに悩み続けても、直接変えることは難しいです。

一方で、自分たちが変えられることもあります。
 ・提案内容を見直す
 ・価格や価値の伝え方を変える
 ・顧客への接点を増やす
 ・業務の進め方を改善する
 ・判断材料を整理する

判断に迷ったときは、
まずこの切り分けが重要です。

2.「関心の輪」と「影響の輪」で考える

この考え方に近いものとして、『7つの習慣』で知られる
関心の輪影響の輪 があります。

フランクリン・コヴィーの解説では、「影響の輪」は自分自身がコントロールできること、「関心の輪」は心配や気がかりではあるものの、自分ではコントロールできないと感じることと説明されています。

経営でも同じです。

例えば、景気そのものを変えることはできません。
しかし、景気が悪い中で、
 ・どの顧客に集中するか
 ・どの商品を打ち出すか
 ・どこまで固定費を抑えるか
 ・どの投資を優先するか
は考えられます。

つまり、重要なのは、
関心を持つこと自分が動かせること を分けることです。

3.日本代表に選ばれるかどうか

スポーツの世界ではより残酷かつ顕著です。

日本代表候補の合宿に呼ばれるか。
絞り込みのためのテストマッチで起用されるか。
最終的に誰がメンバーに残るのか。

これは選手本人が完全にコントロールできることではありません。
一方で、日々の練習、コンディション管理、試合で結果を出すこと、自分の強みを磨くことは、自分でコントロールできます。

サッカー日本代表の堂安律選手は、カタールW杯を振り返る中で、大会前から自分が森保監督のファーストチョイスではないことを理解していたと語っています。そのうえで、クラブで目に見える結果を自分に求めて取り組んできた、という趣旨の発言をしています。

コントロールできることと、できないことを分けて、
コントロールできることに集中する。

経営や仕事でも同じです。

顧客が買うかどうかは、完全にはコントロールできません。
しかし、提案の質、説明の分かりやすさ、接点の作り方は変えられます。

競合がどう動くかはコントロールできません。
しかし、自社の価格設計、サービス内容、顧客対応は変えられます。

大切なのは、
結果につながる自らの準備と行動にフォーカスすることです。

4.結果はコントロールできない。行動はコントロールできる

経営でも仕事でも、結果は完全にはコントロールできません。

売上、契約、評価、顧客の反応。
これらは、自分たちの努力だけで決まるものではありません。

しかし、結果につながる行動はコントロールできます。

例えば、
 ・何件提案するか
 ・どの顧客に優先的に接点を持つか
 ・どの資料を改善するか
 ・どの業務をやめるか
 ・どの数字を毎月確認するか
こうした行動は、自分たちで決められます。

大きな成果を直接コントロールすることはできません。
しかし、成果につながる準備や行動を積み重ねることはできます。

ここを分けて考えるだけで、悩み方は大きく変わります。

5.経営判断で迷ったときの整理方法

判断に迷ったときは、次の3つに分けて考えると整理しやすくなります。

① コントロールできないこと
例えば、
 ・景気や為替、原油高
 ・競合の動き
 ・顧客の最終判断
 ・他人の評価
 ・過去に起きたこと
これらは、気にする必要はあります。
しかし、悩み続けても変えることはできません。

② 影響を与えられること
例えば、
 ・顧客への提案内容やプレゼンテーションの魅力度
 ・顧客との接点の持ち方
 ・社内の情報共有
 ・業務フロー
 ・商品やサービスの改善

完全にはコントロールできなくても、
自分たちの行動によって影響を与えられる領域です。

③ 自分たちで決められること
例えば、
 ・明日に備えた今日の準備
 ・今日の行動
 ・どの仕事を優先し、どの業務をやめるか
 ・誰に何を任せるか
ここが最も重要です。

判断に迷ったときは、
まず 自分たちで決められること から整理する。

これだけで、思考はかなりシンプルになります。

6.不安は、なくすのではなく、行動に変える

不安を完全になくすことはできません。

経営には不確実性があります。
仕事にも人間関係にも、予測できないことがあります。

だからこそ、不安をなくそうとするのではなく、
行動に変えること が大切です。

例えば、
 ・売上が不安なら、商談数や提案数を見る
 ・顧客離れが不安なら、既存顧客との接点を増やす
 ・業務が属人化しているなら、判断基準を見える化する
 ・投資判断に迷うなら、回収期間や将来の利益構造を整理する

悩みを行動に変えるには、
「今、自分たちが動かせることは何か」
を考える必要があります。

7.まとめ

判断に迷うときほど、
人はコントロールできないことに意識を向けがちです。

しかし、悩んでも変わらないことに時間を使いすぎると、
行動が止まります。

大切なのは、
 ・コントロールできないこと
 ・影響を与えられること
 ・自分たちで決められること
を分けて考えることです。

経営判断で重要なのは、
不安をゼロにすることではありません。

不安の中でも、自分たちが動かせることを見つけること
です。

そこに集中できると、判断はシンプルになります。

もし、
「考えることが多すぎて判断がまとまらない」
「何から手をつけるべきか分からない」
「自社でコントロールできる課題を整理したい」
という場合は、状況整理のお手伝いも可能です。

ブログでは一般的な考え方をお伝えしていますが、
実際の判断は、会社ごとの状況によって大きく変わります。

現状の悩みやデータをお聞かせいただければ、
どこに問題があるのかを整理し、
取るべきアクションを一緒に考えることも可能です。

感覚ではなく、構造で整理する。
それだけで、判断は大きく変わります。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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