依頼主や制作会社がホームページ用原稿を書いても失敗する理由

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「ホームページを作ったけれど、まったく効果が出なかった。訪問者もいない。どんなキーワードで探しても検索結果に出てこない」

こうした失敗は珍しくありません。気づくだけでもまだマシなほうでしょう。公開した後はチェックもせず、放置したままの依頼主も少なくありません。

訪問者さえいない大きな原因のひとつは「Googleが定めている『記事のルール』に従っていない」です。この場合、検索順位を決める競争に参加できていない可能性すらあります。

ホームページ用文章の“納品規格”とは

この「 記事のルール」の主要なものは……

    • 見出しにはタグをつける
    • 見出しは階層化する

……のふたつです。

これだけできていても「いい文章」にはなりません。しかし、できていなければ、検索順位の審査にもはねられかねません。いわば「納品規格」ともいうべきものです。

●見出しには重要な順にタグをつける
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タグとは識別するための印です。パソコン用の言語であるhtmlにつけるもので、ネット上のページでは見えません。しかし、「その文字列がどんな役割を果たしているか」をGoogleからチェックに来る検索エンジン(いわゆるGoogleボット)に伝えます。

ネット上のページでは見えないとはいえ、原稿として書くときから意識しておく必要があります。

記事のタイトルはh1で、1ページに1つだけです。h2は大見出しで、h3、h4と見出しのレベルは小さくなっていきます。

●見出しはツリー式の階層を作って並べる
h1が複数あったり、h1の次にいきなりh3が出てきたりするのはNGです。h1のすぐ下はh2、h2のすぐ下はh3といった具合にします。h2やh3は複数あっても問題ありません。「順を飛ばさずに、ツリー式に並べる」が大事なのです。

こうすることで、「この記事(文章)は整然とした構造で書かれている」とみなされ、Googleからの評価も上がります。

●タグと構造がないとボットは理解できない
人間は内容で文章を理解するのに対し、Googleボットは構造で理解します。タグを正しくつけ、構造化するのはそのためです。

「なんだ、機械(Googleボット)を相手に文章を書いているのか」と思った方もいるかもしれません。

何年も前ならば、そういった側面もたしかにありました。しかし、Googleボットも急激に進化しています。今では「Googleボットが理解しやすい文章ならば、人間にとっても理解しやすい」と断言してよいでしょう。一般的なホームページに用いられる文章は特にそうです。

制作会社どころか、Webライターや原稿代行会社も把握していない?

「これからホームページ制作を依頼しようか」という中小企業の経営者や商店主がタグや構造の知識を持っていることはまずはないでしょう。日常生活で触れるようなものではありません。

「ならば、制作会社やWebライターに任せてしまおう」も問題解決にならないのが、ホームページの難しいところです。

●制作会社には文章の専門家はいない
制作会社の大半が「文章や写真はお客様ご自身がご用意ください」としています。

その経営者のほとんどは、Webデザイナーやコーダー出身です。記事(文章執筆・写真撮影)についてはまったくの門外漢なのです。

まれに、「文章や写真についてもご相談ください」としている場合もあります。しかし、スタッフにプロのライターやカメラマンがいるわけではないようです。スタッフが見よう見まねでやるか、原稿代行会社などの2次下請けに回すだけです。

●Webライターは制作まで踏み込めない
仮にWebライターが“納品規格”を理解していても、制作会社が立ちはだかります。いくら正しいスタイルの原稿を納品しても、実際にホームページに組み込むのは多くの場合、制作会社です。力関係でいっても、制作会社のほうが上の場合が少なくありません。

「掲載されている状態を見て、唖然とした」ライターの話はよく見聞きします。私がライター兼カメラマンとして働いたときもよくありました。「子供が書いたような文章にってしまった」が最も多いパターンです。

制作会社がWebライターを手配する場合もあります。「記事についてはまったくの門外漢」が探してくるのですから、集まってくるWebライターの質も想像がつくでしょう。

●原稿代行会社は中間マージンの2重取りかも
その名前のとおりに、代わりに原稿を用意してくれる「原稿代行会社」の利用も考えられるところです。制作会社経由の場合もあれば、自分で探してくる場合もあります。

ピンキリです。

原稿代行会社も多くの場合、社内にプロのライターがいるわけではありません。フリーのライターを確保しているだけです。それも、「クラウドワークス」などで募集したりします。

下手をすれば「担当するWebライターは制作会社内のスタッフと同じレベルでしかない。間にもう一社入るために、中間マージンを2重に取られる」になりかねません。

ライター選びは手を抜いてはいけない

このように困難を極めるのがライター探しです。

にもかかわらず多く制作会社が「文章と写真はお客様でご用意を」としています。「ご本人(依頼主)様がお書きください」としているところも珍しくありません。

「依頼主が自分で書けるかどうか」はもう答えがでたのではないでしょうか。次に知るべきことは、「“納品規格”を踏まえて書けるライターを見つけるにはどうするか」でしょう。

●ホームページ制作は買い物ではなくアウトソーシング
「格安・激安」「手間要らずのおまかせ」で制作会社を選ぶ人は少なくないようです。

同じものが手に入るのならば、それでもよいでしょう。

しかし、“納品規格”すら満たしていないようでは、間違いなく「安物買いの銭失い」です。

手間も惜しんではいけません。ホームページ制作を外部に依頼するのは、「経理・会計や人事労務、法務などを外部に任せるのと同じアウトソーシング」です。

●丸投げ(おまかせ)厳禁、判断基準を明確にする
当然、丸投げは厳禁です。業務の目的や成果指標、判断基準を依頼主が明確に言語化しなければいけません。

成果物のチェック体制とフィードバック手順を決め、PDCAサイクルを繰り返します。公開したときのままのホームページが長く有効なことはありえません。

契約前に責任範囲・納期・修正対応を詰め、期待値のズレをなくす作業も必要です。

●自分も知識を持つことで質を見極める
「自分ではよくわからないから」と親しい人に評判を聞き、制作会社選びの参考にする人もいます。

間違いの元です。ここまで書いてきたように、仕事として関わっている人でさえ、“納品規格”を理解しているとは限りません。単に「身近にいる人」ならば理解している可能性はほとんどゼロでしょう。「きれいなサイトを作ってくれた」「担当者が親切だった」など、ホームページの命には枝葉でしかない理由でおすすめされるのがオチです。

自分自身でホームページ制作やSEOについて勉強しましょう。そうしないと、だれが本当のことをいっていて、だれが間違ったことをいっているかもわかりません。

コンテンツ(文章・写真)から始め、コンテンツを重視したホームページ制作

もうお気づきかもしれませんが、「ペンタ工房」こと柳本学は、Webデザイナーやコーダーから始まった制作業者ではありません。コンテンツ(文章・写真)から始め、「制作も自分でやらないと、依頼主にろくな提案もできない。本当に役に立つホームページは作れない」と守備範囲を広げた制作業者です。

「どの程度のWebデザインができるか不安だな」と思われる人もいるかもしれません。

そのため、「セミオーダー式」にしました。依頼主様の業種のサンプルサイトを3種類ほどご覧頂きます。文章は仮のものが入れてあり、写真もグレーの画像で「ここに、この大きさで入る」がわかるようにしてあります。5ページほど全部がネット上で普通のサイトと同じように見られます。

ご契約前の相談の段階でご覧いただけます。これでイメージを固めてください。

「すでにある型にはめるテンプレート式」ではありません。文章や写真のメドがついたら、ページ構成やデザインを練り直します。だからこそ、オリジナル性の高い、貴社・貴店のホームページができあがります。

まずは、ご連絡をいただけないでしょうか。サンプルサイトのURLとパスワードをお送りします。


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