その食事法、本当に“今のあなた”に合っていますか?
──治すための食事と、生き続ける食事は同じではない──
■ 治った経験が、いつの間にか縛りになる
食事療法をしていると、よく目にする場面があります。
一度大きな病気を経験し、食事療法によって回復した方が、
元気になった今も「その時の食事」を続けているケースです。
その方たちはこう言います。
「この食事法で健康になった」
「病気にならないために、続けている」
その言葉は真剣で、間違いではありません。
ただ私は、いつも一つの疑問を感じます。
治すために必要だった食事と、これから生きるための食事は本当に同じなのでしょうか。
■ 食事にはそれぞれ役割がある
私が食事療法で大事にしているのは、
**「食事には段階と役割がある」**という考え方です。
予防食・治療食・回復食はそれぞれ別
先住民の文化には「この食事法さえ守れば健康になれる」という発想がない
最終的には、多様な食材や社会毒さえ受け入れられる“器”を育てる
思想(頭)で選ぶのではなく、体(腸)が欲する感覚を取り戻す
食事はルールを守るものではなく、
その人の状態に合わせて変化していくものだと考えています。
■ 盲信は、視野を狭くする
人は何かを強く信じるほど、
無意識のうちに周囲の声が聴こえなくなります。
さらに盲信は、
「正しさ」を理由に他者を排除する力にもなります。
これは食事に限った話ではありません。
人類の歴史を振り返れば、同じ構造が繰り返されてきました。
■ 食べ方は、年齢と目的で変わっていい
最近よく聞く「多様性」。
食べ方で言えば、多様な食べ方があっていいということだと思います。
その上で、
今の食のシステムの問題をどう考えるのか。
次世代に、どんな生き方・食べ方・考え方を繋ぐのか。
それを私たち大人が考える必要があります
(この部分は「命の授業」で詳しくお話ししています)。
食べ方は、目的や年齢、状態によって変わる。
私はこの考え方を何より大切にしています。
▶ ご相談のご案内
「今の自分に合った食べ方がわからない」
「治す食事から先に進めない」
そんな方は、一度立ち止まって整理してみませんか。