助けることがリスクになる時代に思うこと

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これは何年前か忘れましたが、印象に残っている出来事があります。

当時、私はコンビニだけを経営していました。
たしか「障害者支援に関する新しい法律」が出たタイミングだったと思います。
(もし記憶が違ってたらすみません)

本部から全国の店舗に向けて、
「障害者の方が来店された際は、困っていたら補助してください」という通達が届きました。

私はそれを見て「普通のことじゃん」と思い、スルーしてしまいました。

なぜなら、私は昔から自然とそうしていたからです。
妊娠中の方や、ケガをされている方がいれば扉を開けたり、荷物を車まで運んだり。
“気持ちよく買い物してもらいたい”という思いで、特別意識せずにやってきました。

そのためかわかりませんが、売上も順調に伸びていました。

ある日、なんとなく知り合いのBARに飲みに行きました。
するとたまたま隣に、障害者支援団体のトップの方(Aさん)が座っていたんです。
オーナーが私を紹介してくれて、2人でお酒を飲むことになりました。

しばらくしてAさんが突然、
「この新しい法律、知ってる?」と聞いてきたんです。

私は一瞬「?」となって、「知らないです」と答えました。
するとAさんは少し怒ったように、「経営者なのに知らないの?」と。

私は「知らないけど、普段から自然にやってますよ」と返しました。
それでもAさんは「いや、知っとかないとダメだよ!」と熱く語り始めました。

私は「じゃあ、ぜひ説明してください」と丁寧にお願いして話を聞いているうちに、
「あ、これ本部からも案内来てました」と思い出しました。

そこで私はこう伝えました。

「覚えてない私も悪いと思いますが“当然のこと”をしているつもりです。
法律のことは知らなくても、人として困っている人を助けるのは当たり前。
それがモラルだと思うのですが、どう思いますか?」

Aさんは少し沈黙してから、「…そっか、ちょっと熱くなりすぎたね」と謝ってくれました。
私は「覚えてない私も悪いですし、熱く語れる人がいるからこそ広まるんですよ」と返しました。

そのあと意気投合して、トイレで吐くまで飲みました(笑)

そもそも、こういうことが“法律”になること自体がおかしいと思います。
「困っている人を助けましょう」なんて、
本来は人として当たり前のこと。
それをルールで縛らないといけない社会に、少し寂しさを感じます。

今では、倒れている人を助けると
「いろいろなリスクがある」と言われる時代です。

助けてくれた感謝はどこへ行ったのか?
それは本当に、自分の命より大事なことなのかな?
ただ体を触られるのが嫌な気持ちはわかります。
でも、命を助けようとした人まで責められてしまうのは、どこか違う気がします。

賛否は分かれると思います。
正直、助けて訴えられるのも嫌です。
だから“助けたくなくなる”気持ちも、正直わかります。

もう、何が正解なのか分からなくなってきた。
そんな時代が、少し息苦しくもあります。

それでも――
人として当たり前のことを、
当たり前にできる自分でいたいと思います。

助けることで問題になる情報を見るたびに
今の世の中について考えさせられます。

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