【MSWノート#5】親が在宅生活限界。施設入所のため自宅売却検討するも…売却できない!?

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物とられ妄想が出てきた
時間に関係なく深夜や早朝に何度も電話が来る
同じ話を繰り返す
ガスを消し忘れる
転倒が増える
薬が飲めない
一人で外へ出て帰れなくなる

最初は家族も、
「まだなんとかなる」もしくは「なんとか成り立っている」と思っています。
でも、少しずつ日常が壊れていきます。

仕事をしながら親の対応。
繰り返す入退院。
病院からの電話。
介護サービス調整。
近所への謝罪。
遠方なら移動。
兄弟との温度差。
お金の不安。

そして家族は、少しずつ疲弊していきます。
やがて、「もう在宅は無理かもしれない」
という話になります。
そして施設を探し始めます。
ですがそこで、多くの家族が現実を知ります。

以前の記事で書いたように施設は、想像以上にお金がかかる
有料老人ホーム
グループホーム
サ高住
介護付き施設
入居金が必要な所もあります。
月額も、15万、20万、25万…
年金だけでは足りないケースも少なくありません。

そこで家族は考えます。
「実家を売って費用に回そう」と。

でも・・・そこで止まることがあります。
「認知症があると、不動産売却ができない場合があります」
これを知らない家族は本当に多いです。

不動産売買には、
契約内容の理解
金額判断
売却意思
が必要になります。

つまり、「本人に判断能力があるか」が重要になります。
家族は言います。

「いや、うちの親は少し物忘れあるだけで…」でも、
話が噛み合わない
今日の日付がわからない
同じ質問を繰り返す
お金管理ができない

こうなると、手続きが止まることがあります。
そして初めて、「成年後見制度」という言葉を知ります。

家庭裁判所。
診断書。
申立て。
書類。
時間。
費用。
そして、
「家族でも自由に動かせない」
という現実。
現場で、本当に多いです。

「もっと早く動いておけばよかった」
という言葉。

でも実際は、
親が元気なうちに、
介護や不動産の話を切り出すのは難しい。

縁起でもない。
まだ早い。
そんな空気になります。

だから、多くの家族が、
“問題が起きてから”動き始めます。

ですが、
認知症・介護・施設・不動産・相続は、
ある日突然まとめて襲ってきます。

しかも同時に。

病院で働いていると、
独居高齢者
老老介護
空き家
ゴミ屋敷化
相続未整理
こうした問題を、本当に何度も見ます。

そしてその裏には、
疲れ切った家族がいます。

「何から手をつければいいかわからない」
これは珍しいことではありません。

むしろ、多くの家族がそうです。もし今、
親の物忘れが増えている
在宅介護が限界
施設を考えている
実家をどうするか悩んでいる

そんな状況なら、
“まだ動けるうち”に整理しておくことは、本当に大切です。
私はこれまで、病院現場で多くの家族相談を対応してきました。
医療・介護・施設・生活問題は、全部つながっています。

だからこそ、
「今の状況で、何を優先すべきか」
を一緒に整理することが重要だと感じています。

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