【MSWノート#6】成年後見制度を使ったら、逆に家族が困ることも…!?

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コラム
親の認知症が進み、
家族は突然、現実に直面します。

銀行でお金がおろせない
定期預金が解約できない
不動産売却が止まる などなど

家族は焦ります。ですが多くの場合、
ここで初めて知ります。
「認知症があると、本人名義の財産は簡単に動かせない」
という現実を。

最初は、「少し物忘れがあるだけ」そう思っていた。
でも、
同じ話を繰り返す
通帳管理ができない
契約内容が理解できない
話が噛み合わない

こうなると、
銀行や不動産手続きで止まることがあります。
そして家族は、ネットや病院相談で、
「成年後見制度がありますよ」と言われます。

家族は思います。「これで解決できる」と。
ですが実際には、ここから別の苦労が始まるケースがあります。

成年後見制度は、「家族を助ける制度」ではありません
成年後見制度は、“本人を守る制度”です。

認知症などで判断能力が低下した本人を、
財産トラブルや悪質被害から守る目的があります。
そのため、後見人がつくと本人財産は、
「本人の利益」最優先で管理されます。

ここを誤解している家族は本当に多い。
「家族なのに自由に使えないの?」
現場で非常によくあります。

たとえば。
ケース①
「介護で家族も大変だから、少し生活費に回したい」
親の預金はある。ですが、
子供の生活費補填
家族旅行
孫への援助
家族都合の支払い
こうした用途には、基本的に使えません。

ケース②
「空き家になった実家を整理したい」
親は施設入所。家族は、
「売却前に片付けたい」
「リフォームしたい」
と思います。

ですが、
高額リフォーム
家族向け改装
相続対策目的
などは、自由に進められない場合があります。

ケース③
「実家を子供が引き継ぎたい」
これもよくあります。
ですが、家族が得する取引は、
「利益相反」として慎重になります。

場合によっては、
家庭裁判所
特別代理人
などが必要になることもあります。

そして家族は気づきます
「思っていた制度と違う…」と。

さらに大きいのが、一度手続きをとったら
「簡単にやめられない」ことです。

成年後見制度は、「一時的に少し使う制度」ではありません。

本人の判断能力回復が難しい場合、長期間続くケースが多いです。
そして、
家庭裁判所への報告
財産管理
収支記録
なども継続します。

つまり、
「とりあえず使って、終わったら解除」
のような感覚ではない。

現場でも、「最初に全部知っていたら、別の方法も考えた」
という家族は少なくありません。

「まだ大丈夫」が、一番危ない。
認知症は、ある日突然ではなく、
少しずつ進行するケースが多いです。

だからこそ、
財産整理
名義確認
今後の住まい
不動産整理
家族間共有
などは、本人判断能力があるうちに考えることが非常に重要になります。

病院や介護現場では、
認知症
施設入所
空き家
相続
財産管理
これらが、本当に全部つながっています。

ですが実際には、
問題が起きてから一気に表面化するケースが多い。
そして家族は、
介護
仕事
お金
不動産
相続
を同時に抱えて疲弊していきます。

もし今、
親の物忘れが増えている
銀行手続きに不安がある
施設入所を考えている
実家をどうするか悩んでいる
成年後見制度を調べ始めた

そんな状況なら、
“まだ動けるうち”に整理しておくことは本当に重要です。

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