■「一番ひどかった時と比べれば大丈夫」
まず、僕がいちばん大切にしてきたのは、「どんな時でも、一番ひどかった時と比べれば…」という考え方です。
夜中にベッドの横で泣き崩れていた彼女、公園でひとり涙を流していた姿。あの頃が“底”でした。
だからこそ、たとえ少し元気がなくても、「あの時よりは大丈夫」と思える。
この“比較の基準”が、僕の心を落ち着かせてくれました。
■「とにかく自分が冷静にいる」
感情に飲み込まれてしまうと、相手の不安がそのまま自分にも移ってしまうことがあります。
だからこそ、僕はどんな時も、まず自分が冷静でいることを意識しました。
ただ、どうしても限界が近いときは、「辛いね」と言って一緒に泣くこともありました。
一緒に涙を流すことは、感情を共有しながらも、ちゃんと気持ちに寄り添っている証だったと思います。
■「“死ななければいい”という考え方」
正直に言えば、どうしてもコントロールできない行動もありました。
リストカットや薬の過剰摂取など、本当はやめてほしいことばかり。
でも、「それで少しでも落ち着けるなら」「死ななければいい」――
そう思うことで、僕自身の心を守っていました。
本当は全部やめてほしい。でも、「生きていてくれること」が、僕にとって一番の願いでした。
■「未来に希望を持ち続ける」
気分変調症には波があります。
でも、その波の先には、穏やかな時間や笑顔が待っていると信じていました。
何があっても、「きっとよくなる」「きっと未来は変えられる」と思っていたことが、僕を支えてくれました。
■次回予告
次の記事では、「支えながら僕自身がどう成長できたか」について書いてみようと思います。
誰かを支えることは、自分を知ることでもあった──そんな話をしたいと思っています。