やる気が出たらやる、と思っているうちに一日が終わる人へ  

やる気が出たらやる、と思っているうちに一日が終わる人へ  

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「やる気が出たらやろう」

そう思っているうちに、一日が終わることがあります。

朝は、まだ眠いからあとで。
昼は、なんとなく気分が乗らないからあとで。
夕方は、もう少し休んでから。
夜は、今日は疲れたから明日。

そして、布団の中で思います。

「明日こそ本気出す」

この言葉は、かなり便利です。

今日の自分を責めすぎずに済む。
未来の自分に期待できる。
なんとなく前向きな気持ちにもなれる。

ただし、問題があります。

明日の自分も、だいたい同じことを言います。

「明日こそ本気出す」

こうして、やる気は毎日きれいに翌日へ引っ越していきます。
まるで家賃を払わずに住み続ける住人のようです。

やることはある。
やったほうがいいのも分かっている。
やれば少し楽になるのも分かっている。

でも、動けない。

勉強。
片づけ。
運動。
副業。
応募文を書くこと。
プロフィールを直すこと。
ブログを書くこと。
本を読むこと。
部屋を整えること。
寝る準備をすること。

やったほうがいいことは、たくさんあります。

でも、なぜか最初の一歩が重い。

まるで足に見えない米袋がくくりつけられているようです。

そして、スマホだけは軽々と持てる。

不思議です。

重い腰は上がらないのに、スマホを持つ手だけはすぐ動く。

人間の体は、なかなか都合よくできています。

でも、ここで自分を責めすぎなくて大丈夫です。

先延ばしは、単なる怠けではありません。

もちろん、何でもかんでも「仕方ない」で片づけていいわけではありません。
そこは少し凛として言います。

やるべきことから逃げ続ければ、後で苦しくなるのは自分です。

ただし、だからといって自分を殴るように責めても、動けるようにはなりません。

必要なのは、根性論ではありません。

「やる気が出たらやる」という考え方を、少し変えることです。

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## やる気は、待っていても来ないことが多い

やる気は、来客のように待っていれば必ず来るものではありません。

「そろそろ来るかな」
「今日は来る気がする」
「午後には来るかも」
「夜のほうが集中できるかも」

そう思って待っていても、来ない日は本当に来ません。

しかも、やる気は来たとしても、滞在時間が短いです。

一瞬だけ来て、すぐ帰ります。

「よし、やるぞ」と思った数分後に、スマホを見ています。

やる気は、かなり気まぐれです。
こちらの予定をあまり気にしてくれません。

だから、やる気を待つ作戦は危険です。

待っている間に、一日が終わります。

では、どうすればいいのか。

やる気が出たら動くのではなく、
少し動いたらやる気が出ることがある。

この順番で考えたほうが現実的です。

たとえば、部屋の片づけもそうです。

始める前は面倒です。

でも、ゴミを一つ捨てる。
机の上のコップを片づける。
服を一枚だけ戻す。

すると、少しだけ続けられることがあります。

勉強も同じです。

最初から一時間やろうとすると重い。
でも、テキストを開くだけならできる。
一問だけ解くならできる。
一行だけ読むならできる。

すると、少し流れができます。

つまり、やる気は入口ではなく、途中で出てくることがあります。

最初に必要なのは、やる気ではありません。

小さすぎる一歩です。

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## 人は「大きく考えすぎる」と動けなくなる

先延ばししてしまう原因の一つは、やることを大きく考えすぎることです。

たとえば「部屋を片づける」と考えると、急に重くなります。

床も片づける。
机も片づける。
服もたたむ。
書類も整理する。
ゴミも捨てる。
掃除機もかける。
ついでに模様替えもしたくなる。

ここまで考えた時点で、もう疲れています。

そして、スマホを見ます。

これは逃げているようで、実は脳が「この作業、大きすぎます」と言っている状態です。

ブログを書くのも同じです。

「ちゃんとした記事を書こう」と思うと、急に難しくなります。

テーマを決める。
タイトルを考える。
構成を作る。
本文を書く。
見出しを整える。
読みやすく直す。
サムネも作る。
ハッシュタグも決める。
投稿する。

これを全部一気に考えると、最初の一文字が重くなります。

だから、作業は小さく分ける必要があります。

「ブログを書く」ではなく、
「タイトル案を3つ出す」

「部屋を片づける」ではなく、
「机の上のゴミを3つ捨てる」

「運動する」ではなく、
「スクワットを3回する」

「勉強する」ではなく、
「テキストを開いて1ページだけ見る」

「副業を始める」ではなく、
「プロフィール文を1行だけ直す」

このくらい小さくしていいのです。

小さすぎると思うくらいで、ちょうどいいです。

なぜなら、先延ばししているときの自分は、すでに心が重くなっているからです。

重い自分を動かすには、大きな命令ではなく、小さな合図が必要です。

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## 「あとでやる」は、だいたい強敵になる

「あとでやる」

この言葉は、日常でよく使います。

便利です。
やさしい響きもあります。
今やらなくていい理由にもなります。

でも、実はかなり強敵です。

なぜなら、「あとで」は具体的な時間ではないからです。

午後3時にやる。
夕飯前にやる。
お風呂の前にやる。
寝る前に5分だけやる。

これはまだ具体的です。

でも、「あとで」は広すぎます。

あとで。
そのうち。
時間があるとき。
余裕ができたら。
落ち着いたら。
やる気が出たら。

このあたりの言葉は、かなり危険です。

聞こえはやさしいのに、実際には何も決まっていません。

まるで、地図を持たずに「いつか目的地に着くでしょう」と言って歩き出すようなものです。

それでは迷います。

だから、先延ばしを減らしたいなら、「あとで」を少し具体的に変えます。

たとえば、

「あとで片づける」ではなく、
「21時になったら机の上だけ片づける」

「あとで書く」ではなく、
「夕飯後にタイトルだけ書く」

「そのうち運動する」ではなく、
「お風呂の前にストレッチを1分する」

「時間があるときに勉強する」ではなく、
「朝ごはんのあとに1問だけ解く」

これだけで、行動の形が見えてきます。

人は、ぼんやりした予定には動きにくいです。

でも、時間と行動が小さく決まると、少し動きやすくなります。

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## 完璧にやろうとする人ほど、何もしない日が増える

先延ばしする人は、意外と真面目なことがあります。

適当にやるのが嫌。
ちゃんとやりたい。
中途半端にしたくない。
失敗したくない。
人に見られて恥ずかしいものを出したくない。

だから、始める前に止まってしまう。

これは怠けというより、完璧主義に近いです。

でも、ここで大切なことがあります。

完璧にやろうとして何もしないより、
雑でも少し進めたほうが、現実は変わります。

完璧な部屋を目指して何もしないより、ゴミを一つ捨てる。
完璧な文章を書こうとして下書きゼロより、変な一文でも書く。
完璧な勉強計画を作ろうとして始めないより、一問だけ解く。
完璧な生活を目指して挫折するより、寝る時間を10分だけ早める。

小さくても、動いた事実は残ります。

一方で、頭の中の完璧な計画は、現実には何も残しません。

少し厳しいですが、これは大事です。

未完成でも出したものは、直せます。
少し進めたものは、続きができます。
一度始めたものは、改善できます。

でも、始めていないものは、いつまでもゼロです。

だから、最初からきれいにやろうとしなくて大丈夫です。

まずは、下手に始める。

このくらいの気持ちでいいのです。

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## 先延ばしを倒す合言葉は「2分だけ」

先延ばしを減らすために、かなり使いやすい言葉があります。

それが、

「2分だけやる」

です。

2分なら、少しできそうな気がします。

2分だけ片づける。
2分だけ書く。
2分だけ読む。
2分だけ歩く。
2分だけ調べる。
2分だけ準備する。

2分で人生は変わらないかもしれません。

でも、2分で流れは変わることがあります。

大切なのは、2分やったあとに続けてもいいし、やめてもいいことです。

本当に2分でやめても大丈夫です。

なぜなら、目的は大作業を終わらせることではなく、先延ばしの鎖を切ることだからです。

一度動くと、少し気分が変わります。

「もう少しだけやるか」と思える日もあります。

もちろん、思えない日もあります。

その日は2分で終わっていいです。

それでも、ゼロではありません。

0分と2分は違います。

小さな差ですが、この差を積み重ねると、自分への信頼が少し戻ってきます。

「自分は何もできない」ではなく、
「少しなら動ける」

そう思えることが大事です。

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## 今日できる先延ばし対策リスト

難しいことはしなくて大丈夫です。

今日できることを、ここから一つだけ選んでください。

・机の上のゴミを3つ捨てる
・スマホの通知を1つ切る
・やることを紙に3つ書く
・その中で一番小さいものを選ぶ
・2分だけ作業する
・テキストを開くだけ開く
・ブログのタイトルだけ書く
・洗濯物を1枚だけたたむ
・水を飲んでから始める
・タイマーを2分にセットする
・「あとで」を「何時に」に変える
・完璧じゃなくていいと書く
・今日の合格ラインを低く決める
・寝る前に明日やることを1つだけ決める

全部やろうとしなくていいです。

一つでいいです。

一つできたら、今日の流れは少し変わります。

それでも十分です。

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## やる気が出ない日は、やる気のいらない形にする

やる気が出ない日があります。

これはもう、あります。

人間なので、あります。

毎日元気で、毎日前向きで、毎日努力できる人もいるかもしれません。

でも、少なくとも私は、そういう人を見たら少しだけ距離を取ります。
まぶしすぎるからです。

普通の人には、やる気が出ない日があります。

だから大切なのは、やる気を無理やり出すことではありません。

やる気がなくてもできる形にすることです。

勉強する気がないなら、机に座るだけ。
片づける気がないなら、ゴミを一つ捨てるだけ。
記事を書く気がないなら、タイトルだけ。
運動する気がないなら、立ち上がって伸びをするだけ。
早く寝る気がないなら、布団に入る時間だけ決める。

小さくする。

これが、かなり大切です。

行動を小さくすると、心の抵抗が減ります。

「それならできるかも」と思える形まで小さくする。

それは逃げではありません。
前に進むための作戦です。

大きな目標を持つことは悪くありません。

でも、大きな目標には、小さな入口が必要です。

入口が大きすぎると、入る前に疲れます。

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## 先延ばししても、人生終了ではない

ここまで読んで、こう思う人もいるかもしれません。

「でも、自分は今まで何度も先延ばししてきた」
「何回も決めたのに続かなかった」
「結局また同じことを繰り返す気がする」

その気持ちは分かります。

一度や二度ではなく、何度も先延ばししていると、自分を信じにくくなります。

またできないかもしれない。
また途中でやめるかもしれない。
また明日に回すかもしれない。

そう思うと、始めること自体が怖くなります。

でも、先延ばししてきたからといって、もう変われないわけではありません。

過去にできなかったことは、事実です。
でも、それは未来も絶対にできない証明ではありません。

やり方を変えればいいのです。

今まで大きく始めて続かなかったなら、小さく始める。
今まで気合いでやろうとして失敗したなら、仕組みにする。
今まで完璧を目指して止まったなら、未完成で進める。
今まで「あとで」と言って流れたなら、時間を決める。

同じ自分でも、作戦を変えれば結果は少し変わります。

人は、急に別人にはなれません。

でも、今日の行動を一つ変えることはできます。

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## 最後に:やる気が出る前に、一つだけやってみる

やる気が出たらやる。

この考え方は、悪くありません。

でも、やる気を待ちすぎると、一日が静かに終わります。

そして夜に、自分を責めることになります。

だから、これからは少しだけ考え方を変えてみませんか。

やる気が出たらやる、ではなく、
やる気が出る前に、2分だけやる。

完璧にやる、ではなく、
小さく始める。

全部終わらせる、ではなく、
ゼロを避ける。

今日できることは、本当に小さくていいです。

机の上のゴミを一つ捨てる。
タイトルを一つ書く。
テキストを開く。
水を飲む。
タイマーを2分だけかける。
明日やることを一つだけ決める。

それで十分です。

人生は、急に変わらないかもしれません。

でも、先延ばしの流れは、小さな一歩で少し変わります。

大切なのは、今日の自分を責めて終わらないことです。

今日の自分に、小さな一つを渡すことです。

やる気は、待っていても来ない日があります。

ならば、こちらから迎えに行きましょう。

大げさな準備はいりません。

2分だけ。

そこからで大丈夫です。

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