「わかる」と「できる」の間にある、絶望的なほどの隔たり
ダイエットやボディメイクに挑戦するとき、私たちはつい「やり方さえわかれば、自分なら簡単にできるだろう」と高をくくってしまいます。
「カロリーを抑えて運動すればいいだけでしょ?」
「糖質を抜けば、すぐに結果が出るはずだ」
しかし、いざ一歩踏み出してみると、そこには想像を絶するほど地道で小難しく、頭を抱えるような大変さが待ち受けています。
もちろん、やってみなければ分からないことはあります。ただ、闇雲に試すには人生の時間はあまりに短すぎます。
私が命の現場で「血を流しながら」学んだ、皆さんに今日から活かせる学びをお伝えします。
最初に認めなければならないのは、頭で分かっていることと、感情的に納得して「体が動く」ことの間には、とてつもない隔たりがあるということです。
90点までは誰でも行ける。難しいのは「最後の10点」
大げさに言えば、ダイエットを90点まで進めることは誰でもできます。
大変なのは、最後の10点の詰めです。
普通の料理をおいしく作るのと、こだわり抜いた「究極の一皿」にするのとでは、難易度が指数関数的に上がるのと同じです。
私が過去に『ダイエットサポート』を手がけた際、健康的に痩せるために「人体とは何か」という深淵に触れ、膨大な工数とディテールに圧倒されました。コンセプトは同じでも、それを「実現する」ためのディテール——
人体構造、生理作用、各種臓器機能、個体差——には、素人には見えない膨大な専門領域があったのです。
コンディショニングも全く同じです。
「痩せる」という大枠は決まっていても、それを「健康を維持しながら、一生リバウンドせずに、最高のパフォーマンスを出す状態」にするためのディテールは、あなたの体というシンプルな形状の中に膨大にあります。
「自分ならできる」という思い込みが、私たちの認知を歪ませます。
普段YouTubeで動画を観ているときはその大変さが分からなくても、ピッチに立った瞬間に、シュート一本を決めるための技術の積み重ねに愕然とする。
それと同じことが、あなたの体の中でも起きているのです。
なぜ私は「ウェルネスコンサルタント」になったのか
私が新しいことを始めるのに昔より「臆病」になったのは、物事の難しさを知ったからだけではありません。「命には限りがある」という事実を、誰よりも近くで見てきたからです。
私は、心臓病を持って生まれた我が子が4度の大きな手術を乗り越える姿を、祈るような想いで見守ってきました。
病院という現場では、自分よりずっと若い人の命が失われる瞬間や、残されたご家族の深い悲しみを、幾度となく目にしてきました。
病はいつ訪れるか予測できません。
しかし、「病気になる前の予防」は、今、この瞬間から自分の意思でできる唯一のことです。
大切な人との時間を1分1秒でも長く、健やかに過ごしたい。その切実な想いが、私をウェルネスコンサルタントという道へ突き動かしました。
謙虚になれば「体の解像度」が上がる
やってみてから失敗し、後悔することを防ぐにはどうすればいいのか。
それは、「謙虚になり、その道の専門家の話を徹底的に聞くこと」です。
その分野に人生を懸けているプロは、ド素人には見えない「深淵」を知っています。
ただし、丸投げしてはいけません。
自分の頭で理解し、自分の言葉で説明できるレベルまで根拠を噛み砕く。
そうでなければ、自分の体のハンドルを他人に預け続ける依存構造から抜け出せません。
「自分は正しい」というバイアスを捨て、早く自分のアウトプット(食事や生活習慣)をプロに見せ、率直なフィードバックをもらう。
「やってみてからわかる」を、やる前に引き寄せる唯一の方法は、自分の無知を認める謙虚さです。
最後に
🌸「もう若くないから」と諦めるのを卒業できる
🌸大切な人と過ごす時間を、心からの笑顔で楽しめる
🌸自分の体を自分で守れる自信が持てる
私は単なる「数値としてのダイエット」を教えているのではありません。
『大切な人との時間を健康に、長く謳歌できる人を増やしたい』
という覚悟で活動しています。
自分に問いかけてみてください。
「自分は本当に、自分の体のことをわかっているのか?」
その問いの先に、あなたの人生を変える「最高のコンディショニング」が待っています。
今日も最高のコンディションで、人生に最高のサプライズを。
本記事の要点まとめ:
①「わかる」と「できる」は別物。知識を体感に落とし込むには覚悟が必要。
②90点のダイエットは誰でもできる。人生を変えるのは「最後の10点」の詰め。
③命の現場で学んだ「予防」の大切さ。大切な人を守るために、今できることを。
④謙虚になり、プロの視点を取り入れることで、体の解像度を劇的に上げる。