冷たさと温かさのあわいで~登校中のアイスキャンディーに思うこと~

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こんにちは。子育て&教員のマインドサポーター、hanaです。
ようこそお越しくださいました。

先日私が見かけた「ちょっと気になる場面」を聞いてください。



朝、娘(特別支援学校の高等部生)をスクールバスのバス停まで送っていった時のことです。

その日はニュースで「この冬一番の寒さ」なんてやっていたほど、気温が低い朝でした。

娘も私も、ダウンのコートをしっかり着込んで、手袋をしているのに両手をこすり合わせ、白い息を吐きながら歩いていました。

前方に、ランドセルを背負った子どもがいるのが見えました。

「たぶん、この時間にここを歩いているようでは、小学校には間に合わないだろうな。」と思うような時間でした。

しかも、私たちとは歩くペースが違いすぎます。

ものすごく、遅いのです。

私たちは一気にその子を追い越しました。

が。

私はその子が手にしていたものに仰天しました。



アイスキャンディーでした。



こんな寒い日に、朝からアイスを食べながら歩いているのです。

私は追い越すときに、その子の顔を見て、ペコっと会釈をしました。(今の時代、あいさつしただけで不審者と言われかねないので、知らない人には会釈で済ませるようにしています。)

その子は、私と目が合った後、無言でアイスを口に運びました。




もう、いろいろなことが気になりました。

・寒くないのだろうか?

・朝ごはんは食べたのだろうか?その上で足りないからアイスを食べているのだろうか?

・どうしてアイスなのだろうか? この寒いのに、わざわざアイスを選んだのはなぜだろうか?

・朝ごはんを食べる時間がなかったのだろうか?(その割にはとぼとぼと歩いていて急いでいる様子はないです。)

・食べていないとしたら、家にその子の面倒を見る人が誰もいないのだろうか?

・そのアイスの棒は、食べ終わったらどうするつもりなのか? その辺に捨てるのか? 学校まで持っていくのか? 先生にその棒を見つかったら食べ歩きのことがばれてしまうのではないか?

・こんなにゆっくり歩いていて、一体何時に学校に着くのだろうか?(元教員としては、連絡もなく登校しないとすぐに保護者に電話をし、保護者も事情が分からない場合は、30分後ぐらいから空いている職員で一斉捜索に出ます。)

・学校に行きたくない何かがあるのだろうか?

・この子の家族は、この子がこうして歩いていることを知っているのだろうか?


私の考えすぎでしょうか?

無事に学校に着き、先生方がこの子とあたたかい関わりをしてくれていることを願うしか、私にはできません。



もし、私がこの子の通う学校の先生だったら、何と声をかけるかな、と考えました。

おそらく遅刻で、児童昇降口は閉まっているでしょう。
職員玄関から入って、職員室に「今着きました」と報告する子どもに、

「おはよう。今日は寒かったね。(職員室のストーブを指して)少しで温まってから教室に行く?」

にするかな、と思います。



実は中学校で勤務していたとき、特別支援学級の担任をしていたときには、こんな関わりをしていた生徒がいました。

「いきなり教室に行って、授業のモードに入るのがしんどい」という生徒が、自分の学級にいたのです。

毎朝、数分の遅刻で、生徒昇降口から入ることができず、職員玄関から入るので、私は職員室で待っていたのです。

「おはよう。今日も寒いね。(〇〇学級で)温まってから教室に行く?」

「そうします。」

特別支援学級に行って、ストーブの前で少し温まっていると、家であったこと、昨日教室であったこと、友達に言われてちょっとむっとしたこと、などなど、ぽつぽつと話してくれました。

授業が始まる5分前には「ありがとうございました。行ってきます。」と、特別支援学級を出ていきました。


「この子にとっては、特別支援学級がもう一つの『家』なんだろうな。」

そんなことを思っていました。



朝、私が出会った小学生にも、そんな『家』のような場所が、学校にあるといいな、と思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


















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