【Q&A】依頼する文字数に悩んでいる方へ。

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小説
閲覧ありがとうございます。

にて、依頼したいけれど、何文字くらいで依頼したらいいのかがわからない……というご相談をよくいただきますので、この場を借りてご説明させていただきたいと思います。
ぶっちゃけて言いますと、文字数はすべてお客様の自由に設定できます。
物理的に不可能でない限りは、何文字でご依頼いただいても問題はありません。
では、物理的に不可能とはどのような状態でしょうか。

①プロットの時点で依頼文字数を超えている。
  無理も無理、絶対に無理です。
  プロットを小説化する場合、文字数が数倍~数十倍に増えます。
  頂いたプロットが2000字あるのに1500字での依頼など、物理的に不可能な場合はこちらからご相談をさせていただきます。
  プロットの中の一部分を書くか、文字数を追加していただくかの二択です。
  基本的には本当に最低限で、プロット×3以上の文字数でお考えいただければ幸いです。

②期間が長い。
  期間とは、納品までではなく作中で進む時間のことです。
幼馴染もので、生まれた時から傍にいて、幼稚園で疑似結婚式、小学校ではじめての大喧嘩、中学校では思春期ゆえに距離が離れて、高校でようやく付き合いはじめるけど、大学ではじめて別の学校になり、遠距離になってしまって自然消滅。でも社会人になってから帰省のタイミングで再会して、よりを戻して三年目にプロポーズをする。
  プロットは153文字です。
  1500文字ともなればプロットの十倍近いですから、これなら1500字で……いけません。
  小説にはバランスを整えるために、いくつかルールがあります。
  その中のひとつに、シーンの最低文字数というものがあるのです。
  明確に決まっているわけではありませんが、1シーン=1500字以上、というのが大体の相場です。
  1500文字は音声に直すと、大体5分程度になります。
  ドラマなどを想像していただくとわかりやすいかと思いますが、1~2分でめまぐるしくシーンが変わっていく映像作品は早々ありません。
  スピード感を表すために一瞬だけ差しこまれるシーンなどはありますが、それは演出上の、あえての掟破りですので別とします。
  ここで、もう一度上記のプロットを見てみます。
幼馴染もので、生まれた時から傍にいて、幼稚園で疑似結婚式、小学校ではじめての大喧嘩、中学校では思春期ゆえに距離が離れて、高校でようやく付き合いはじめるけど、大学ではじめて別の学校になり、遠距離になってしまって自然消滅。でも社会人になってから帰省のタイミングで再会して、よりを戻して三年目にプロポーズをする。
  シーンはいくつありますか?
  ①生まれた時から傍にいるということを説明する
  ②幼稚園
  ③小学校
  ④中学校
  ⑤高校
  ⑥大学
  ⑦再会
  ⑧プロポーズ
  ですので、1500×8=12000文字があれば、最低限小説として整ったものができます。

と、ここまでは最低限の文字数についてお話をさせていただきました。
ここからは、
どんな小説を読みたいか
に焦点を当てていきたいと思います。

本屋さんで販売している、普通の小説本を想像してみてください。
あれ1冊で(厚さにもよりますが)大体100,000文字~150,000文字程度となっています。
つまり、普通の1冊完結の小説本と同じくらいのボリュームで読みたいと思ったら、100,000文字~150,000文字程度でご依頼頂ければご満足いただけると思います。

では、本をもう少し細かく分解していきます。
1冊の小説でも、中で細かく章分けがされていてます。
大体、1冊20章前後になっていることが多いんじゃないでしょうか。
と、いうことは平均して125,000文字÷20章=6,250文字
(もちろんこの章の数も本によって違いますし、同じ本の中でも章ごとに多少のページのズレはありますが)
つまり、小説本の中の1章と同じくらいのボリュームで読みたいと思ったら、6,000文字程度でご依頼頂ければご満足いただけると思います。

では最後に、
描写の量について
説明させていただきます。
金銭のやり取りをして執筆している以上、こちらもプロです。
最初にご案内した物理的に無理な場合を除けば、どんなプロットに対して何文字で依頼を頂こうが、その文字数に収めてみせます。
ですがもちろん、充分な文字数があった方が読み応えのある作品になることは間違いありません。

以下のみっつの例文をご覧ください。

例文①
 太陽がギラギラと照りつけて、大粒の汗が肌を伝うのを感じた。
 額から流れた汗が目に入ったけれど、何度も汗を拭った袖口はすでにタオル代わりの役割を果たしてはくれない。
 今まさに地球温暖化を促進させているのであろう自動販売機をギロリと睨みつけてから、僕は溜息を吐いた。
 完全に八つ当たりだ。
 悪いのは、財布を忘れた僕である。

例文②
 あまりの暑さに、汗が肌を伝う。
 自動販売機をギロリと睨みつけてみたけれど、完全に八つ当たりだ。
 悪いのは、財布を忘れた僕である。

例文③
 暑さに負けて飲み物でも買おうとポケットを探ってから、僕は財布を忘れたことに気付いた。

テーマは一貫して「暑い日に財布を忘れた僕」ですが、同じ内容の割に文字数に大きな差があります。

例文①は155文字
例文②は62文字
例文③は42文字

この中の、どんな描写で読みたいでしょうか?
それによって、文字数の調整が必要となります。
こちらのサンプルも同じ内容で描写量違いとなっておりますので、ご参考にどうぞ。

いやいや、じゃあ結局
何文字で依頼すればいいのよ!
というお声が聞こえてきそうです。
当サービスは、1500文字からオーダーメイドの小説をご依頼いただけるものとなっておりますが、実は最初から文字数を決めて依頼される方は半分程度しかいらっしゃいません。
残りの半分の方は、文字数ではなく最大料金を決めて依頼してくださるのです。
つまり、●●円~○○円の間で収めてください、という依頼方法です。
この場合は「基本料金のみ」もしくは「最低希望文字数料金」でご依頼いただき、完成後、納品前に文字数分のオプションをつけていただきます。

最初から文字数を決めて依頼
・本1冊ぶんくらいの文量が読みたい!
 三十分くらいでサラッと読めるくらいの話が読みたい!
 など、明確なボリュームを想定している方。
・利用目的の関係で、文字数が指定されている方
 (ゲームシナリオなど)
・多少描写が削られても構わないという方
におすすめです!

最大料金を決めて依頼
・予算の中で、最高の出来のものが読みたい方
・自分のプロットが果たして何文字くらいで形になるのか想像できない方
におすすめです!

長々とお読みくださいましてありがとうございました。
文字数について、描写について、その他なんでも、ご不明点やご質問などがありましたらお気軽にメッセージを頂ければと思います。
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