ノーベル賞授賞式はなぜ 12 月にやるのか。

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ストックホルムの冬

ノーベル賞の季節です。ストックホルムの冬は夜が長く、日の出は朝の 9 時、日の入りは昼の 3 時、しかも日中は曇りの日が延々と続き、正午で晴れという稀な日でも太陽は上からではなく横から照ってきます。11 月から 2 月まではこれが続きます。太陽の光で明るくならないと、とにかくいつまでも眠り続けたくなります。動物が冬眠する ( hibernate する) 理由を実感できます。

当然観光客も冬場は大幅に減ります。太陽のが来ないのですから、観のしようがないからです。1日中夜という状態に近づくのですから当然です。

ノーベル賞授賞式を 12 月 10 日にやるのも納得です。あのイベントは事実上、オフの時期の活性化が一つの目的になっているからです。

日本の緯度 ( latitude ) に注目すると

日本は北アフリカのモロッコとほぼ同緯度。北海道最北部でもスペイン北部かフランス南部とほぼ同緯度なので、冬でも昼間であれば太陽の光が届く時間帯があります。

留学で得た「生活の知恵」


とは言っても、日が短くなることは事実。これが、赤道直下にあるわけではない日本の現実なんですね。そこで何をするようになるかというと、冬場は太陽の光が照っている時間を大切にするようになるのです。

仕事とレジャーをバランスよく1日の中に取り込むことがモチベーションになる!


私の場合は、天気予報を見て、どの時間帯に森に出かけるか、いつ川のせせらぎを聞きに出かけるか、何時に野鳥の声を聞きに行くか、何時に海の波の音を聴きにいくかを決めています。その間に朝食や昼食の時間がかかる場合には、どこで何を食べるのかも計画します。とにかく体と心という「自分のために働いてくれる従業員たち」を大切にし、彼らのモチベーションを高めることに力を入れます。いつ働くか。どこで働くか。これも計画します。結果、仕事とレジャーをバランスよく1日の中に取り込んで、学業や仕事の生産性を最大化する。これが日課になっています。

日本にいるととにかく「頑張れ」の一点張りになることがあります。そういう「大和魂」で頑張ることに異議は全くありませんが、その努力を支える合理性を追求する点が大切なんだということが、幸福度ランキング上位の常連となる北欧に留学して学んだことの一つです。

見知らぬ人との英会話が毎日のように行われる国


初対面の見知らぬ人とでも堂々と自分の政治的な立場を主張したり、そういう相手が10代の高校生だったりして、本当に驚いたことがあります。ちょっと署名を募集したらきちんと署名が集まる。日本ではなかなかあり得ないことです。名前を出して、何かの主張をしても、それがきちんと尊重される社会的な土壌があるからでしょう。

誤りがあるのは当たり前で、その誤りを口に出してきちんと話すことで、別の人から反論をもらい、そこから自分の意見を修正していく。こういうことを日常的に誰とでも行う土壌がありました。それを行うことで、常に精緻な「落とし所」を獲得し、その微調整を怠らずにいられる彼らから学ぶ点は大きなものがありました。

なぜ明るい人間関係がふんだんにあるのか

そうやって何十年、何百年と長年に渡り磨き上げられた合理性が、社会的な合意の出発点になっていることから、とにかく話が早い。「そうだよね、それのほうがお互いにいいよね。」というベースラインのレベルが高いのです。レベルが高いところからのスタートとなるので、その先議論を戦わせるときも、比較的早い時期に、双方にとって「これはいいよね」と合意できる win-win situation を獲得できます。そういう明るい人間関係が身近にあって、本当に幸せだったのを思い出します。見知らぬ人とでもそういう高いベースラインから瞬時にコミュニケーションを開始できる。しかも使用言語は先方にとっても当方にとっても第二言語となる英語。本当にすごい経験でした。

ノーベル賞

で、そのノーベル賞。受賞演説をストックホルム大学でやるのですが、物々しい警備と金属探知機があるのが当然と思っていたら、そうではありませんでした。肉厚の高級な紙に、鮮やかな色で印刷されたチラシが大学構内で配られ、地下鉄の大学駅前の歩道にはそれらが多数落ちています。学生寮から徒歩15分の Aula Magna という講堂(写真)でやるというので行ってみたら、もうサンダルひとつで気軽に行けるんですよ!
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観光客であっても問題なく行けます。

ジブリの『魔女の宅急便』でお馴染みのあの場所


ノーベル賞晩餐会が行われる会場は、ストックホルム市役所です。ジブリの『魔女の宅急便』にも出てくる尖った屋根のある建物がそれです。ここも観光客が普通に入れます。

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ぜひ一度行かれてみてください。

TOEFL を選ぶ理由

留学やビザ取得で必ず必要となる英語力証明の TOEFL。日本国内の大学院入試でも大活躍の試験は、科学的真実に立脚した内容が本文に登場します。そして、新しい研究と実験の結果、既存の学説が新しく書き換えられることを重視する講義を聞き、既存の学説と新しい学説の間に存在するポイント3つについて、理路整然と英語で説明するタスクがライティングとスピーキング双方で課されます。これを使って英語の勉強をすると、人生が豊かになりますよ!

英語の試験のための英語なんかさっさとやめてしまう選択ができる方。そういう方が、TOEFL を選ぶ方です。そんな人が増えて、くだらない試験の英語のための英語を選択する人が減れば、日本の大学も、英語教育も変わらざるを得なくなります。試験があるから勉強するのではなく、その試験を受験する価値があるかを正しく判断する力を持つ人が増えることが必要です。

TOEFL を若い頃から受験し続けてスコアを積み上げ、その TOEFL スコアを採用する大学をこちらから選んで受験しに行けばいいということに気づいてしまいました。

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