“気持ちを切り替えなきゃ”が苦しいときに。心理学が教える“切り替えられない心”の意味

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切り替えたいのに、切り替えられない日がある

嫌なことがあったあと、いつまでも気持ちが残ってしまうことがあります。
もう終わったことなのに、何度も思い出してしまう。
「早く忘れなきゃ」と思うほど、かえって頭から離れなくなる。
そんな経験はないでしょうか。
気持ちを切り替えられない自分を、責めてしまう人も少なくありません。

心はすぐに整理できるわけではない

臨床心理学では、感情は出来事が終わったからといって、すぐに消えるものではないと考えられています。
頭では「もう大丈夫」と分かっていても、心が追いつかないことがあります。
それは弱さではありません。
むしろ、その出来事が自分にとって何か大切な意味を持っていたからこそ、心が反応しているのかもしれません。
感情には、整理されるまでの時間が必要なのです。

無理に切り替えようとすると、余計につらくなる

「気にしないようにしよう」と思うほど、気になってしまうことがあります。
これは、心がその出来事をまだ処理しきれていないサインでもあります。
大切なのは、無理に忘れようとすることではありません。
「まだ少し引っかかっているんだな」と気づくことです。
気づいてあげるだけでも、感情との距離は少し変わります。

話すことで、気持ちは少しずつほどけていく

心の中だけで考えていると、同じところをぐるぐる回りやすくなります。
そんなときは、誰かに少し話してみることが助けになる場合があります。
きれいに説明しなくても大丈夫です。
「まだ気になっている」
「うまく切り替えられない」
そのまま言葉にするだけでも、心は少し整理されていきます。
切り替えられない気持ちは、無理に消すものではなく、少しずつほどいていくものなのだと思います。

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