“また同じことで悩んでいる”あなたへ。心理学が教える“繰り返す悩み”のほどき方

“また同じことで悩んでいる”あなたへ。心理学が教える“繰り返す悩み”のほどき方

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コラム

同じ悩みが、何度も戻ってくる

もう考えたはずなのに、また同じことで悩んでしまう。
前にも整理したつもりなのに、ふとしたきっかけで気持ちが戻ってくる。
「またこの話か」と自分に嫌気がさすこともあるかもしれません。
でも、同じ悩みを繰り返すことは、決して珍しいことではありません。
心にとって大事な問題ほど、一度考えただけでは終わらないことがあります。

繰り返す悩みには、まだ残っている気持ちがある

臨床心理学では、悩みは単なる考えごとではなく、感情や関係の体験と結びついていると考えます。
頭では「もう分かった」と思っていても、心がまだ納得していないことがあります。
寂しさ。
悔しさ。
不安。
分かってほしかった気持ち。
そうしたものが残っていると、悩みは形を変えて何度も戻ってくることがあります。
それは、あなたが成長していないという意味ではありません。

“また悩んでいる自分”を責めないこと

同じことで悩むと、「いつまでこんなことを考えているんだろう」と自分を責めたくなります。
でも、自分を責めるほど、悩みはさらに重くなります。
大切なのは、悩みを早く消すことだけではありません。
「今回はどこが苦しいのかな」と少し丁寧に見てあげることです。
同じ悩みに見えても、その日によって引っかかる場所は少し違うことがあります。
そこに、今の自分が本当に困っている部分が隠れていることもあります。

何度話しても、少しずつ意味は変わっていく

同じ話を誰かにすることに、遠慮してしまう人もいます。
「前にも話したし」
「しつこいと思われるかも」
そう感じるかもしれません。
でも、同じ悩みを話すことには意味があります。
話すたびに、少し違う言葉が出てくることがあります。
以前は気づかなかった本音が見えてくることもあります。
悩みは、一度で解決しなければいけないものではありません。
何度も戻ってくる気持ちを、少しずつほどいていく。
その過程そのものが、心を整理する時間になるのだと思います。

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