“あとから本音に気づいて苦しくなる”あなたへ。心理学が教える“遅れて出てくる気持ち”の扱い方

“あとから本音に気づいて苦しくなる”あなたへ。心理学が教える“遅れて出てくる気持ち”の扱い方

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コラム

その場では平気だったのに、あとから苦しくなる

誰かと話しているときは、普通に笑えた。
その場では「大丈夫」と言えた。
でも、家に帰ってから急にモヤモヤしてくる。
「あれ、本当は嫌だったのかもしれない」
「本当は傷ついていたのかもしれない」
そんなふうに、あとから自分の本音に気づくことがあります。
その場で気づけなかった自分を責めてしまう人もいますが、心はいつもすぐに反応できるわけではありません。

気持ちは、遅れて見えてくることがある

臨床心理学では、人は場面に適応するために、自分の感情をいったん脇に置くことがあると考えます。
相手に合わせる。
空気を読む。
その場をうまく終わらせる。
そうしている間は、自分の本音に気づく余裕がなくなることがあります。
あとから気持ちが出てくるのは、鈍いからではありません。
むしろ、その場を何とか乗り切るために、心が先に対処していたのかもしれません。

“あとから気づく自分”を責めなくていい

本音に遅れて気づくと、「なぜその場で言えなかったんだろう」と思うことがあります。
でも、その場で言葉にできなかったからといって、その気持ちが間違っているわけではありません。
時間がたってから分かることもあります。
一人になって初めて、感じられることもあります。
大切なのは、「今さら」と切り捨てることではありません。
「自分は本当はどう感じていたのかな」と、少し丁寧に見てあげることです。

本音は、少しずつ扱えばいい

あとから出てきた気持ちは、すぐ誰かに伝えなくても大丈夫です。
まずは紙に書いてみる。
言葉にならないまま、少し眺めてみる。
信頼できる人に短く話してみる。
そうすることで、自分の気持ちの輪郭が少しずつ見えてくることがあります。
本音に気づくのが遅い自分を責める必要はありません。
遅れて出てきた気持ちも、あなたの大切な心の声です。
その声を少しずつ受け止めていくことが、自分を取り戻す一歩になるのだと思います。

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