16年前、難病の重症筋無力症のために呼吸もままならなくて動けなくなったしまったんです。
今は一人で旅行に行けるまでになったけれど、医者から「一生治らない」って言われた時はまさかここまで良くなるとは思えなかったから「私の余命はどのくらい?こんな辛い状態で長生きなんかしたくない!耐えられない!」って思ったんです。
もちろん治療も前向きなんかになれないんですよ。
やっと一時退院したものの心身ともに凹みまくっていた頃...、遠くに暮らす友達3人が我が家に遊びに来てくれたんです。
そりゃもう遠いんですよ。
在来線に始発で乗って、新幹線に乗り継いで...、よく陸の孤島って言われる場所から、しかも3人の仕事の都合を合わせてだったから日帰り...。
もう大変。
彼女たちはケーキを手土産ににこやかにやってきて、昔、一緒にワイワイとお茶を飲んでお喋りしていた時の様に、これと言って病気の話をするわけでもなく、それはそれは楽しい時間を過ごして爽やかに陸の孤島に帰って行ったのです。
その時でした。
「もう一度、彼女たちと笑い合いたい✨」
そこから真面目に前向きに治療も始めたんです。
それまでは「辛い時こそ前向きにならなきゃ」って思っていたんですね。
だけれど時にして前向きにはどーーーしてもなれない時があることをその時に知ったわけで、先々のことを思うと不安で怖くて仕方なくて考えられなかったんです。
でね、ふと思ったんですよ。
「もう怖いから先は考えない」
今だけを見ようと思ったんです。
朝起きて今日一日の始まり、夜眠って今日一日の終わり。
どちらもありがたいことで感謝して、その毎日を「点」として、ある日振り返った時にその点が一つひとつ連なって線になっていたらそれが私の生きてきた時間✨
「嗚呼、こんなにも生きてきたな✨」って思えたらいいじゃない✨って思ったんです。
その頃からいろんなことが楽になってきた様に思います。
無理して前を向かなくてもいい。
今できることをやっていればいい。
振り向いた時に前向きになれることもある。
そして今があるのです✨