こんにちは。ひろです。
HR・人材業界で15年以上働いています。
以下の経験をベースにこちらの記事を書いております
・転職エージェントでの勤務経験
・採用担当/面接官の経験
・複数回の転職経験(上場企業に2回転職)
貴方の書類選考率を確実にUPできる方法を教えます。
いつでも何度も読み返せるように「スキ」だけお願いします!
履歴書・職務経歴書の役割
転職活動において、最大の関門となるのが「書類選考」です。まずは履歴書と職務経歴書は立ち位置を説明します。
履歴書:単なる「事実確認」に過ぎないので正直あまり読みません。
「年齢・転職回数・空白期間の有無」程度のチェックとなります。
職務経歴書:貴方という商品を売り込むための「企画提案書」です。つまり職務経歴書が充実していると書類選考の通過率はあがります。
採用担当者は、全員の職務経歴書を隅から隅まで読むわけではありません。最初の数分で「会う価値があるか」をジャッジします。つまり「求めるスキル・経験を持っている人かどうか」を判断します。
どれだけ優秀・スキルをお持ちの応募者でも、伝え方が悪いと不採用です。
逆に、経歴に自信がなくとも「見せ方」次第で書類選考は通過できます。
本記事では、採用担当者の心理を逆手に取った、最短で内定に繋がる職務経歴書の作成術を解説します。
1.職務経歴書のフォーマット
形式に決まりはありませんが、大手エージェントが配布しているテンプレートを使用するのが無難かつ効率的です。採用担当者が見慣れているフォーマットの方が、内容が頭に入りやすいためです。
オススメ採用サイト:リクナビNEXTのフォーマット。
オススメフォーマット:逆編年体式がオススメ。
理由:最新の経歴が一目で分かる・採用担当者が見慣れている。
フォーマットが複数あるので貴方の経歴にあったフォーマットをお選びください。
※リクナビNEXTに職務経歴書のフォーマットをダウンロードできます。
職務経歴書フォーマットの無料ダウンロードページです。4種のテンプレートの中から、自分に合ったテンプレートをが選択可能です。
フォーマットが決まりましたら、職務経歴書の書き方をお伝えします!
2. 職務経歴書作成の黄金ルート
多くの人が「自分の書きたいこと(武勇伝・成功体験)」から書き始めますが、これが最初の失敗です。
職務経歴書は「自分が書きたいこと」ではなく、「相手(企業)が求めていること・知りたいこと」を書く書類です。
書類選考を通過できる職務経歴書は以下のステップで作成してください。
1.リサーチ:企業の「求める人物像」を特定する
2.棚卸し:その人物像に合致する自分のスキルを抽出する
2-1.リサーチ:企業の「欲しい人材」を特定する
GoogleやAIで「企業名 中途採用 募集要項」と検索し、応募資格の必須項目を確認します。 ここに書かれているMUST(必須条件)とWANT(歓迎条件)こそが企業が求めるスキル・経験です。
「必須条件に自分の経験・資格が当てはまらないから応募はあきらめよう。」と応募しないのは損です!採用担当者は即戦力が欲しいので、資格の有無より「即戦力として活躍してくれそうか?」の目線で書類をみます。
例を一つあげます。
例:MUST(必須条件):経理経験3年以上・簿記2級以上所持者
WANT(歓迎条件):簿記1級所持者
MUST要件の捉え方
「経験3年以上」→ 年数そのものより「即戦力性」が問われています。
期間が足りなくても、密度や実績でカバーできればチャンスはあります。しっかり自分の業務内容を明記しましょう
「簿記2級以上」→ 資格所有の有無より「実務で使えるか」が重要です。
WANT要件の重要性
企業は常に「プラスアルファ」の加点になるだけです。書類選考では必須条件の方が重要です。
上より。
必須条件が当てはまらない場合も諦めずに職務経歴書を作りこみさえすれば書類が通る可能性は十分にあります。
2-2.棚卸し:スキルと経験の抽出
相手のニーズが分かったら、自分の経験から有効なものを選びます。
以下の5項目で整理すると、客観的で強力なアピールになります。
1:業務内容
2:役割
3:成果(定量・定性)※定量は数字で語れた方が良い。
4:獲得したスキル/考え
5:期間
【重要】
上記を自分で棚卸した後に、転職エージェントに添削・深掘りを依頼してください。
添削の目的
メリット:自分の経験がアピールになるか判断してもらえる。
自分が思っている以上に高く評価してもらえる可能性がある。
デメリット:内容が薄いとアピールにならない可能性がある
上記を職務経歴書のフォーマットに入力する。
3.通過率を激変させる職務経歴書の書き方
職務経歴書は書く項目が決まっております。その項目を通じて自分のスキルをアピールが出来れば書類が通ります。明記する項目は以下。
職務経歴書の必要項目は以下になります。
①職務要約
②職務経歴
③活かせる経験・知識・技術
④資格・語学力
⑤自己PR
引用元(リクナビNEXT/職務経歴書フォーマット(テンプレート)の活用方法)
繰り返しになりますが、職務経歴書の目的は「過去の成功自慢」ではなく、「入社後の活躍イメージ」を持たせることです。
①職務要約の書き方
職務要約は4~5行程度でOK・長すぎはNG。
・誰が:(現職の業界・職種)
・何をしてきたか:(主な経験・実績)
・どう貢献できるか:(現在のスキルレベル・役職)
(例文) 新卒より3年間、HR業界にて法人営業に従事し、新規開拓をメインに担当。現在は新規獲得チームのリーダーとして5名のマネジメントを行いながら、自らもトップセールスとして部門の年間予算達成に貢献しております。
②職務経歴の書き方
経歴の羅列ではなく、戦略的に構成します。
1.成果は徹底的に「数値化」する
論外:「頑張りました」は通用しません。絶対にやめましょう。
× :「社内MVP賞を受賞しました」
○ :「新規獲得目標件数を昨年対比130%向上させ、全社MVP(約500名中1位)を受賞しました。」
数字を書くだけで説得力は増します。逆に数字がないと説得力が弱くなります。できる限り、数値化してください。
2.アピールポイントにSTAR方式でプロセスを伝える
実績の羅列だけでは、AIが書いた文章と変わりません。
採用担当者は「一緒に働きたい人間か(人間性)・当社でも活躍してくれるのか?(再現性)」を見ています。
伝えるためにはSTAR方式の書き方オススメです。
STAR方式とは…
1.S (Situation) 状況:どんな環境・役割だったか
2.T (Task) 課題:何が問題で、どんな壁があったか
3.A (Action) 行動:その課題に対し、あなたは何を考え、どう動いたか(※ここが最重要)
4.R (Result) 結果:その結果、どうなったか(定量・定性)
★再現性の提示:その経験から得た知見を、御社でどう活かすか
「どんな役割で、なぜその課題に取り組み、どう工夫し、結果どうなったか」というストーリー(思考プロセス)を記載することで、論理的にPDCAサイクルを回している内容だと更にポイントが高いです。
上記のMVP受賞を例にあげます。
(S)新規の営業担当として、当初は『1日50件のテレアポ』という行動量重視のスタイルでしたが、(T)アポイントからの受注率が5%と低迷したため、(A)戦略を『徹底したヒアリング』へ転換しました。顧客の決裁権者との商談時間を確保するため、事前準備に通常の2倍(1社あたり約1時間)を投資し、仮説資料を作成。その結果、商談時のヒアリング深度が増し、(R)受注率は業界平均の約3倍となる18%まで向上しました。顧客からは『ここまで調べてくれたのはあなただけ』と信頼をいただき、(R)既存顧客からの紹介案件も昨対比で200%増加。結果として新規獲得目標130%を達成し、約500名の中で全社MVPを受賞しました。
③.活かせる経験・知識・技術の書き方
箇条書きでOK。アピールできる点は可能な限り書き出しましょう。
④.資格・語学力の書き方
箇条書きでOK。
珍しい・面白い資格などをお持ちであれば書いて置くと面接で盛り上がる場合もあります。
注意:アピールするレベルにない資格などは書かない方が無難です。例:英語検定4級、漢字検定4級など
⑤.自己PRの書き方(「優秀さ」より「再現性」の証明)
最初に自己PRの目的を履き違えてはいけません。
「私はこんなに優秀なんだ」という過去の自慢大会ではなく、
「私が御社に入れば、これだけの利益(メリット)をもたらします」という再現性が高いことをアピールする項目です。
企業が恐れているのは「前の会社では凄かったけど、ウチでは通用しない人」を採用してしまうこと。 だからこそ、「御社でも同じように活躍できる」という再現性を証明する必要があります。
先ほどの職務経歴のアピールポイントと同じにはなりますが、以下のように書くと良いと思います。
鉄板フレームワーク「STAR法」+「学び」
【NG例】と【OK例】の比較
× NG例(事実の羅列・自慢) 「前職では営業リーダーをしていました。メンバーのモチベーションを上げるために飲み会を開いたり相談に乗ったりして、チームの団結力を高めました。その結果、売上が上がりました。このリーダーシップを御社でも活かしたいです。」
【NG理由】 具体性がなく、「飲み会」などの手法が古い・汎用性がないため、採用担当者は「うちの会社でも通用するのかな?」と疑問を持ちます。
◎ OK例(STAR法を用いた再現性の提示)
【強み:組織課題を構造的に解決するリーダーシップ】
(S/T) 前職ではチームの目標未達が3ヶ月続いており、原因は「個人の感覚に頼った属人的な営業手法」にありました。
(A) そこで私は、トップセールスの行動特性を分析し、誰でも実践できる「型」としてマニュアル化しました。さらに週1回のロープレを定着させ、チーム全体のスキル底上げを図りました。 (R) 結果、チーム全員が目標を達成し、前年比120%の売上を記録しました。
(★) この「課題を仕組みで解決する力」は、御社の新規事業立ち上げフェーズにおいても、組織の基盤作りに貢献できると確信しております。
ポイントは最後の(★)です。
★の箇所をお客様が求める人物像のスキルに当てはめてください。
「リーダーシップがあります」ではなく、「課題を仕組みで解決する力があります」と具体化し、それが「御社の新規事業に役立つ」と結びつけることで、採用担当者はあなたが入社して活躍する姿を想像でき面接に呼ばれるようになります。
最後に:職務経歴書は「あなた」という商品の企画書です。
ここまで読み進めていただき、ありがとうございます。 「たかが応募書類に、ここまで考えないといけないのか」と、少し重荷に感じた方もいるかもしれません。
しかし、断言します。 職務経歴書を本気で作り込むプロセスは、そのまま「面接対策」になり、ひいては「キャリアの自信」になります。
多くの人が「とりあえず」で書いた書類を出し、書類選考で落ち続け、自信を失ってしまいます。 一方で、自分のキャリアを棚卸しし、「自分は企業にどんな価値を提供できるのか?」を徹底的に考え抜いて作成した職務経歴書は、あなたの最強の武器になります。
・書類が通過するから、チャンスが増える。
・自分の強みが整理されているから、面接で堂々と話せる。
・相手目線で書かれているから、志望動機に説得力が生まれる。
職務経歴書は、単なる手続き上の書類ではありません。
「自分という商品を、転職市場にどう売り込むか」 その戦略を練るための、最高のツールです。ひいては普段の業務でも「自分をアピールできるスキル・経験がないか?」などと考えながら日々の業務に取り組むだけでも大きな差が生まれます。
この記事を参考に作成した職務経歴書が、あなたの年収アップや、心から納得できる理想のキャリア・転職が出来るきっかけになれば幸いです。
「あなたを是非採用したい」と言われる未来は、もうすぐそこです。
まずは最初の一行から、書き始めてみましょう。