「自分には誇れるものがない」
「この家庭に生まれたから、人生は普通か、それ以下だ」
そんなふうに、自分の人生に自信が持てず、どこかで諦めてしまっていませんか?
かつての僕もそうでした。
家族に対しても嫌悪感ばかりで、人生が変わるなんて想像すらできませんでした。
家族へのネガティブな印象
僕の家族には多くの「嫌いな面」がありました。
僕の父親は母が再婚した相手で、義理の父親でしたが、モラハラ気質で神経質。
愛情は僕には向けられず、最優先事項は義理の父の御機嫌取り。
お酒を飲めば荒れて、母も結婚してから自分の人生を失っているように見えました。
そんな母に対して、僕はどこか冷めた視線を向けていました。
「どうしてこんな人を選んだのか」と思うたびに愛情は薄れ、12歳になる頃には、母に対する愛情はもう無くなったと感じるようになっていました。
友達の親子関係を見るたび、さらに心は冷え、家族への距離は開くばかり。
「親孝行」とか「マザコン」という言葉も全く理解できず、親族も誰も「達成者」とはいえない家系。
「冴えない血筋だ」と認識して、自分自身の事も諦めていたのです。
自分を見失った先で、家族への見方が変わる瞬間
その後、僕はホームレス生活を経験しました。
そのときの心境は、ただただ「自分が嫌い」という一言に尽きました。
「この冴えない家に生まれたせいだ」と家族への恨みを感じることもありました。
でも、どこかで「本当にそうなのだろうか?」という疑問も心のどこかにありました。
確かに、家族には欠点が多く、尊敬できない存在に見えました。
でもふと過去を振り返ると、不器用でも一生懸命に僕を育てようとしてくれていたことに気づきました。
気づかずにいた優しさや思いやりが確かにそこにあったことを。
家族への尊敬へと変わる心の変化
大人になり、様々な人と出会うなかで、少しずつ家族への見方が変わっていきました。
例えば、義父は確かに頼りない面もありましたが、どこか優しさを持っていたこと。
母も、家族を支えようと懸命に頑張っていたこと。
その姿が今では、とても尊いものに思えるのです。
なぜこんなふうに感じるようになったのか。
なんとか現状を打開したいと動き出してから、自分の中に「自信」が芽生え始めたからだと思います。
するとだんだん、嫌っていた家庭環境も、これが自分を形作ってきたものだと受け入れられるようになり、家族が僕に与えてくれたものが急に誇らしく感じられるようになりました。
家族を見直すことで気づいた「自分の尊さ」
家族の特性を見直すと、そこには「優しさ」「他人思い」「頑張り屋」といった素晴らしい特性がたくさんあることに気づきました。
こうした特徴が、遺伝的に自分にも受け継がれていると思うと自然と誇りが湧いてきます。
「自信がつけば世界の見方が変わる」とはよく言いますが、それは感覚だけでなく、本当に「世界そのものが変わる」のだと実感しています。
そしてその変化は、過去も現在も未来も、美しいものとして生まれ変わります。
自分の人生に自信を持つことで、家族と自分の尊さに気づく
こうして自分を見つめ直せるようになった今、僕の中で「家族のせい」「環境のせい」と思っていたものが、すべて「感謝」に変わりました。
僕の中に根付く可能性を生み出してくれた、大切な存在だったのだと気づいたのです。
自分を変えることで、過去の見え方も未来の見え方も変わります。
自分を最優先にして生きることで、すべてが誇れるものへと変わっていく‥‥‥
僕はそう確信しています。
だから、もし今、孤独を感じている人がいたら、自分を最優先にして何かにチャレンジしてみてください。
嫌いなものはいつか消え、心も健康になり、地に足のついた生活を手に入れることができます。
そして、その先には自分が求めていた理想の未来が理解できるはずです。
現状を変えたいなら、行動するしか手段はありません。
スピリチュアルや占いに頼るのもひとつの道。
何か光が見えたら、それに真摯に向き合ってみてください✨