「親が嫌い」
「どうして、あんなことをされたんだろう?」
「もう大人なのに、まだ許せない」
親のことを思い出すたび、怒りや寂しさがこみ上げることはありませんか?
私も長い間、父と母を恨んでいました。
父には、どうしてあんなに怒られ、叩かれなければならなかったのか。
母には、どうして私を守ってくれなかったのか。
「私がこんなにつらいのは、親のせいだ!」
何十年も、そう思っていたのです。
「親が嫌い」だった私の心に残っていた言葉
心理学を学び、自分の心と向き合ううちに、父にも母にも感謝できるようになりました。
ところが、日常生活では二つの言葉を繰り返していたのです。
「怒られる」「裏切られた」
ある日、整体の先生から「旦那さんに怒られる、が口癖だね」と言われ、驚きました。
夫が仕事に出かけている間、一人でカフェに入ろうとしただけでも「怒られる」と考えていたのです。
でも、夫は友人と出かけても怒りません。
帰宅すると「楽しかった?」と聞いてくれる人です。
私は目の前の夫ではなく、子どもの頃に怖かった父を思い浮かべていました。
母への「裏切られた」という思いも、別の場面に現れていました。
町内会の手伝いを頼まれたのに、その後の連絡が来なかったとき。
「私だけ仲間外れ? 信じていたのに裏切られた!」
ところが、実際には人数が足りていて、仕事のある私には頼まないよう配慮してくれていたのです。
出来事は違うのに、同じ言葉で受け取っていた自分に気づきました。
親が嫌いだったのは、欲しかった愛情がもらえなかったから?
私は子どもの頃、妹が生まれると「お母さんの愛情を取られた」と感じていました。
姉を褒める言葉にも「私より姉が大切なんだ」と思っていたのです。
でも、大人になって振り返ると、母は毎日の食事や洗濯、学校の行事など、私のために多くのことをしてくれていました。
私が欲しかったのは「私を一番に見てほしい」という形の愛情。
母には母なりの愛情の示し方があったのに、当時の私は受け取れていなかったのでしょう。
父についても、怖かった記憶だけでなく、自転車に乗ったことや、キャンプに連れていってもらったことを思い出すようになりました。
当時の私が感じた怖さと、実際の出来事がどのくらい一致していたか、今では確かめられません。
でも、怖い父だけが、父のすべてではなかったのです。
子どもの頃の私は、自分が感じた怖さや寂しさばかりを覚えていました。
大人になって別の視点から振り返ることで、初めて気づけた愛情もあります。
親には親の思いがあり、私には私の思いがあった。
どちらが正しいかではなく、それぞれの思いを理解できるようになったことで、親への恨みが少しずつ変わっていきました。
私が思い込みに気づくために実践した3つのこと
私は、自分の心を次のように振り返ってきました。
① 自分の口癖を見つける
「怒られる」「裏切られた」など、無意識に繰り返している言葉はありませんか?
自分では気づきにくいので、親しい人に聞いてみるのも一つの方法です。
② 本当は何と言いたかったのか考える
嫌な出来事があったとき、
「相手に何て言いたかった?」
「何をされたと思った?」
と、自分の心に聞いてみます。
その言葉から、自分が何を感じていたのかが見えてくることがあります。
③ 今の現実を確かめる
「本当に怒られる?」
「相手には別の事情があった?」
自分の受け取り方だけでなく、実際に起きていることも振り返ってみる。
私は、この積み重ねによって、親への恨みを少しずつ手放せるようになりました。
ただ、親を許すことが目標でなくても構いません。
昔のことを振り返りたくない日は、そこで止めてもいいのです。
大切なのは、自分が何に傷つき、本当は何を求めていたのかを知ること。
親への思いを、一人で抱えていませんか?
「親のことを考えると、今でも腹が立つ」
「誰かに話したいけれど、否定されそうで怖い」
「昔から続く考え方を見直してみたい」
そんな思いを抱えている方へ。
私自身も、長い間、親への怒りや思い込みに苦しんできました。
だからこそ、無理に親を許すことも、考え方を変えることも勧めません。
今のあなたに合う方法で、一緒に心を整理していきませんか?
① まずは気持ちを話したい方へ|電話相談「ちょっと話そ♪」
親への不満や怒り、誰にも言えなかった気持ち。
愚痴でも、まとまらない話でも大丈夫です。
無理に答えを出す必要はありません。
あなたの気持ちを、否定せずにお聞きします。
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「なぜ同じことで傷つくのだろう?」
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そんな方には、ビデオ相談をご用意しています。
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顔出しが不安な方は、カメラをオフにしても大丈夫です。
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親を許すかどうかも、これからどう生きていくかも、決めるのはあなた自身です。
まずは、今の気持ちを話すことから始めてみませんか?